食

粗塩は海のパワーを持った福やチャンスを招く風水の縁起物

風水で使う塩は、海水から作る自然のものが良いと言われています。

塩化ナトリウムの科学的に作った食卓塩でなければ良いと言われています。

粗塩は海水のミネラルを残したまま精製していない粗い塩です。

粗塩は海水を煮詰めて作った塩なので海のパワーを持っていると言われています。

海水を蒸発させて作る粗塩は「海の神様の化身」と風水では考えられています。

海は地球上の陸地以外の部分で海水に満たされたところです。

海は地球の表面の約71.1%を占め、面積は約3億6282万㎢で、陸地(約1億4724万㎢)の約2.46倍、平均的な深さは3729m、海水の総量は約13億4993万立方kmです。

特に大きな広がり(だけ)は海洋(the ocean)とも言い、主な海洋としては太平洋、大西洋、インド洋などがあります。

地中海や黒海も海で海峡で大西洋と繋がっています。

大陸周辺に広がる浅い海(深さ約130mまで)を大陸棚と呼びます。

陸地に大きく入り込んだ海を湾、陸と陸に挟まれ海が狭くなった部分を海峡と呼びます。

海は微生物から大型の魚類やクジラ、海獣まで膨大な種類・数の生物が生息しています。

海の色

海の神様

海の色は一般に青色と見られています。

太陽からの可視光線のうち長波長(赤に近いもの)は表層2 – 3cmで海水によって吸収されますが、短波長(青に近いもの)は深くまで進み水深50mでも1/5程度が届きます。

短波長(青に近いもの)が水中で散乱され、水上に届いて青く見えます。

海水の動き

海は全てが互いに繋がっています。

海水は大きな流れをなしていて、これを海流と言います。

大洋間であっても水の交流は海水の性質が均一になるほど激しくありません。

このため海面の高さや塩分濃度、海水温などは海域による差があります。

狭い海域でしか外海とつながっていない閉鎖性海域は、特に水の入れ代わりが乏しいです。

海水はその表面に波が立っていることが多く、これは主に風の作用です。

海水面の高さは毎日2回(年に数回、1日1回の日がある)上下に変化します。

こうした潮の満ち干(かん)を潮汐(ちょうせき)と言います。

潮汐(ちょうせき)は天体運動を原因として起き、主に月と太陽の引力が大きな部分を占めます。

月のほうが地球に近いため、大きな潮汐力を及ぼします。

海と気候

海は太陽エネルギーを原動力とした水循環により、地球の気候にも大きな影響を及ぼしています。

海の影響を特に受ける気候は海洋性気候と呼ばれます。

海の温度は主として太陽によって温められ、低気圧を発生させる原因ともなります。

海流のうち暖流が流れる地域や一般的な海域においては海からの水分や風や雨をもたらし降水量が多くなる傾向があります。

寒流が流れる海岸部においては上層の空気は暖かいのに対し、下層の空気は寒流によって冷やされるため上昇気流が発生しません。

雲は上昇気流によって発生し雲から雨が降るため、雲が形成されない寒流が流れる海岸部では降水量は非常に少なくなります。

水深と海底地形

一般に太陽光がほとんど届かない深度200m以上を深海と呼びます。

海底にも高低差があり、海中の山脈である海嶺(かいれい)や、台地である海台、大洋底に広がる広大な平原である海盆(かいぼん)や深海平原、海底でもさらに低い谷となっている海溝など様々な地形が存在します。

ヒトの味覚では海水は「塩辛い」「しょっぱい」と感じられ、古来、海水を塩田などで濃縮して塩を得てきました。

粗塩には海のパワーが秘めているとされ、風水ではお清めや魔除けなどには欠かせない塩として盛り塩、持ち塩、置き塩、海の日の入浴、うがい、料理などに使います。

盛り塩

盛り塩は豆皿に粗塩を盛って、玄関や部屋などに置くお守りです。

悪い運気を取り除く効果があるとされており、一軒家やマンションなどの家の種類にかかわらず行われます。

盛り塩に粗塩を使う理由は、海水に罪や穢れを取り除く効果があったことに由来しています。

元々は中国の風習が日本に伝わったものと考えられており、古くから日本でも行われてきました。

風水では玄関や玄関先の門などに粗塩で盛り塩をすると、邪気を払い福やチャンスを呼び寄せると言われています。

今も受け継がれる「厄除け」の盛り塩は、厄除けのみならず古くから開運や千客万来の縁起物としても使われています。

あらゆるものを祓い清めるだけでなく

足りない龍脈パワーを補って新しい力を生み出す

空間のバランスを整える

などと言われています。

家の四隅に粗塩を盛る盛り塩家を清めることができます。

玄関や水場などの龍脈パワーが弱りやすい場所や家の欠けの場所に粗塩を使うと、空間の龍脈パワーを蘇らせたり龍脈パワーを高めることができます。

豆皿に10g程度の粗塩を盛って玄関やキッチンやトイレなどの水場などに置きます。

日本の盛り塩の風習

盛り塩は、塩を三角錐型あるいは円錐型に盛り、玄関先や家の中に置く風習です。

主に縁起担ぎ、厄除け、魔除けの意味を持ちます。

粗塩などを豆皿に盛り、塩固め器などの器具を用いて三角錐や円錐に盛ります。

敷板が合わせて用いられることもあります。

日本の盛り塩の風習は、奈良・平安時代には既にあったと言われています。

盛り塩を置く場所

盛り塩を置くと良いと言われている場所は、方位・方角として、家の中心から見て東西南北の4方向と、表鬼門と裏鬼門が基本になります。

運気の入り口である玄関先に置かれる場合が多いです。

盛り塩の素材には粗塩が良いと言われていて、円錐形や八角錐形に盛ります。

現在では厄除けや魔除けといった悪い気を家に入れないようにして、良い気を得るといった意味で置かれていることが一般的です。

盛り塩を作る時に使う用具

粗塩、固め器、ヘラ、小皿の4つがあれば簡単に作れます。

盛り塩には上質の器を使う

九谷焼(石川)の器

空間の方位と相性の良い色の器を使います。

空間の方位が陽(北東、東、南東、南)の場合は正方形の器、陰(南西、西、北西、北)の場合は円形の器に粗塩を盛ります。

盛り塩は空間へのお供えで縁起物です。

日本の風水では盛り塩に九谷焼(石川)や有田焼(佐賀)の器を使っています。

華やかな絵付けが特徴の九谷焼はジャパンクタニとして世界でも有名です。

有田焼(佐賀)の器の特徴は透き通るような白磁に映える鮮やかな色絵付けです。

盛り塩の交換時期

一般的に盛り塩は、7~10日の交換時期と言われていて、交換しないと効果が薄れると言われています。

盛り塩の交換時期については色々な考え方があるのですが、基本的には1週間から10日程で交換するのが良いようです。

盛り塩に使った塩を食用に再利用すると、穢れを取り込んでしまうので良くないと言われています。

塩を持って歩くと外出先での災難を払い除けると言われています。

粗塩が漏れないように密閉容器に入れて持ち歩きます。

粗塩が漏れないように密閉容器に入れて持ち歩きます。

外出時に持ち歩き不運を避ける持ち塩に、神棚からさげた御神塩を使うと最強のお守りになります。

持ち塩のパワー

粗塩には不幸を寄せ付けないパワーがあると言われています。

外出先では気をつけていても災いや災難を引き寄せてしまう場合があります。

持ち塩には出会いがしらの災難を未然に防ぐパワーがあると言われています。

自分自身を浄化して幸せを招く、悪や不運を断ち切ることができると言われています。

持ち塩の一般的な使い方

何か大切な時期や試験の時は、常に塩を持ち歩くことで結界を張り、自分自身に厄が降りかからないように予防するのがおすすめです。

持ち塩を作る時に使う用具

持ち塩は、ジップロックやチャック式の密閉袋に入れておくのがベストです。

何か他の包み方をする場合でも、先ずはチャック式の袋に持ち塩を入れます。

持ち塩の処分方法

持ち塩はお守り感覚で持ち歩くため、「神社やお寺に捨てなければ」と思われる方も多いようです。

持ち塩を処分する場合、そのまま流しに捨てたり入れ物ごとゴミに捨てます

引っ越してからあまりいいことがない

地面に塩を直接置いて土地を清める置き塩をします。

粗塩を大さじ一杯程度を山盛りにします。

一戸建てのなら敷地の四隅と家の四隅に置き塩します。

マンションなら占有部分の四隅に置き塩します。

戸外の塩はその都度、吹きさらしでかまいません。

1週間に1回、新しいものと交換します。

間取りに欠けがある場合、地面に塩を直接置いて土地を清める置き塩をします。

方位のパワーが復活して運のバランスがとれます。

塩の味がする水で満たされた区域を日本では海と呼び、塩味のしない真水(淡水)で満たされた区域は、面積が広くとも海と区別して湖と呼びます。

海水は塩水です。

海水は塩(ナトリウムイオンと塩化物イオン)を主成分とするミネラルなどが、概ね濃度3%台で水に溶け込んでいます。

入浴の時に粗塩を入れます。

入浴の時に粗塩を入れます。

健康運が良くなると言われています。

粗塩は粒が大きいため溶けにくくミネラル分が多いので、風水では粗塩を入れた塩水でうがいをすると風邪予防になると言われています。

粗塩はにがりが程よく残り天然のミネラル(マグネシウムやカルシウムなど)が含まれていて、ほのかな苦みや甘みなどとして感じられます。

湿気を吸いやすく、食材に付着しやすいです。

粒が大きくて溶けるまで時間がかかるため、塩気が感じにくいです。

塩の味を決めるもの

「粒の大きさ」と「カタチ」が塩の味を決める

一般的に、粒の大きい塩ほどまろやかな味がします。

細かい粒は口の中で素早くたくさん溶けるため塩味を強く感じ、大きな粒は口の中でゆっくり少しずつ溶けるのでまろやかに感じます。

また、フレーク塩のように形状が複雑で比表面積の大きい塩は、強く塩味を感じます。

「にがりの量」が塩の味を決める

一般的に「にがり」の量が多い塩ほど、直接的な塩味から遠ざかり、複雑さやコクが出てきます。

にがりとは、海塩(海水から造る塩)の製造過程でできる液体のことで、マグネシウムやカリウムといった無機質、ミネラル成分をたくさん含んでいます。

にがりのミネラル成分にはそれぞれ味の特徴があり、例えば塩化マグネシウムや塩化カリウムは苦味を感じさせます。

これらのミネラルの味によって塩の鹹味(かんみ=塩辛い味や食物のこと)が抑えられ複雑な味が生まれます。