心

6月の風水歳時記「芒種」「入梅」「父の日」「夏至」「夏越の祓」「半夏生」

6月の風水歳時記は「芒種」「入梅」「ストロベリームーン」「父の日」「夏至」「夏越の祓」「半夏生」です。

芒種は太陽黄経が75度の瞬間です。

芒種は芒(のぎ)を持った植物が育ち始める頃と言われています。

入梅は梅雨入りの時期に設定された雑説で、太陽黄経80度の瞬間です。

梅はバラ科サクラ属の落葉高木またはその果実です。

栽培品種の数は300余りあると言われます。

果実を利用する品種は「実梅」として扱われ、梅干しなどに加工して食用にします。

梅の果実を使った食品

梅酒、梅シロップ、梅サワー、梅ジャム、天然しそ漬け、梅干し

梅干し

梅干しは梅の実の塩漬けを干した食品です。

梅干しの歴史

江戸時代になると、現在の梅干しの作り方とほぼ同じ作り方が「本朝食鑑(1697年)」に記されています。

“熟しかけの梅を採って洗い、塩数升をまぶして2、3日漬け、梅汁ができるのを待って日に晒す。

夕暮れになれば元の塩汁につけ、翌朝取り出しまた日に干す。

数日このようにすれば梅は乾き汁気はなくなり、しわがよって赤みを帯びるので陶磁の壷の中に保存する。

生紫蘇の葉で包んだものは赤くなり珍重される。”

梅干しのやり方

6月頃に収穫する熟したウメの実を塩漬けにします。

数日すると、ウメの実と塩が馴染んで梅酢に浸るようになります。

ウメの実の天日干し(梅干し)

梅雨が明ける頃、梅酢に浸ったウメの実を天日干し(梅干し)をします。

天日干ししたウメの実

天日干ししたウメの果実は保存性が優れ、塩分が20%前後になります。

梅干しの食べ方

梅干しは水で戻して食べます。

塩味が強すぎる場合は塩抜きをします。

梅干しの身の部分は「梅肉」と呼ばれ、挟み込んで揚げ物にしたり、和え物の和え衣にしたり(梅肉和え、梅和え)します。

梅肉を調味料と混ぜると梅ソースとなり、肉・魚・野菜のソースとしても使えます。

6月の満月はアメリカの農事暦ではストロベリームーンと呼ばれます。

いちごの収穫時期を示す満月だと言われています。

6月の第3日曜日は父に感謝を表すためのプレゼントをする父の日です。

日本ではアメリカの父の日の考え方が定着しています。

父に感謝を表すための伝統的なプレゼントには、白色のバラの花や伝統菓子があります。

夏至は太陽黄経が90度の瞬間です。

北半球にある日本では夏至の位置に近づくと日照時間が長くなります。

夏至は太陽のパワーが強まり、風水パワーが生まれやすくなります

夏至財布

金色の財布

夏至(前後の日も含む)に購入する金色の財布は夏至財布と呼ばれます。

風水学では金色は太陽を表しています。

夏至の太陽が南から西に沈む頃、夕日は金色に輝きます。

夏至(前後の日も含む)に購入する金色の財布は、太陽エネルギーが満ちていると言われています。

金色の財布は必要に応じてお金を適切に使うことができると言われています。

夏越の祓は6月下旬に神社で行なわれる神事です。

夏越は夏至を過ぎた頃です。

祓は不浄なものを祓う厄落としです。

冬至から夏至までの間に心体についた不浄なものを祓い、清らかな状態に戻すことができます。

神社に参拝して心体を清らかな状態に戻すことで運気も清まります。

生菓子の水無月(みなづき)

生菓子の水無月(みなづき)

生菓子の水無月は小豆をのせたういろうです。

小豆は不浄なものを祓うと言われています。

氷室の氷を型取ったういろうは、清らかさを表しています。

水無月は6月の呼び名です。

生菓子の水無月は、夏越の祓に関連して供えたり食べられたりします。

半夏生は太陽黄経が100度の瞬間です。

植物の半夏生が白い花穂をつけ葉が白くなる頃です。