ホームセンターは主として日用雑貨や住宅設備に関する商品を販売する小売店の業態です。
アメリカでは住宅1軒建てられるだけの道具と資材をワンストップショッピングできる専門業態です。
主な取り扱い分野
HI(Home Improvement):住まいと暮らしの改善を目的にした商品を取り扱っています。
DIY関連
DIY(Do It Yourself):家庭の設備機器などの小修理や改造などを使用者自身が行います。
木材、釘、配管材、水栓、便器、ねじ、ボルト、ナット、建材(床材、建具、壁紙、断熱材)、工具、電動工具、塗料
ホームファニシング(ホームファッション、ホームファニチャー)
家具、カーテン、カーペット、電球、蛍光灯、白物家電、照明器具、園芸用品(鉢植え、樹木・野菜などの苗、肥料、用土、プランター、植木鉢)
蛇口

蛇口は上水道用のもので、室内では洗面所、台所、浴室に設置されています。
水と温水を混合できるものもあり混合水栓と呼ばれています。
管口内側には整流板が取り付けてあり飛散を防いでいます。
屋外では庭や公園など水を必要とする各所で見られます。
栓はつまみやレバーを人手で操作するのが一般的です。
蛇口の語源
1887年(明治20年)に横浜から日本の近代水道が始まりました。
イギリスから輸入した共用栓に欧州の水の神である獅子の頭部が採用されていました。
日本製の共用栓を製作する時には龍が用いられて一時的に「龍頭(りゅうず)」と呼ばれましたが、空想上の動物である龍の元となった蛇にちなんで「蛇体鉄柱式共用栓」と呼ばれるようになり、専用栓が作られるようになってからは「蛇口」と呼ばれるようになりました。
シャワー
シャワーは、構造としてパスカルの原理に基づいて、容器に開けられた複数の同じ大きさの穴から、同じ圧力がかけられた流水が、同程度の量に分散されて噴出するように機能する装置です。
シャワーは流水の量や温度を調節する弁機構部、自由に曲がるホース部、散水を行うヘッド部により成り立ちます。
弁機構部は、サーモスタットを備えたサーモスタット式混合水栓が主流です。
人間が身体を洗うためのものは、浴室(バスルーム)の中の一設備として設置されるほか、シャワー設備専用の部屋(シャワールーム、シャワーブース、シャワーボックス等)が設けられる場合もあります。
付加価値的に機能性を重視した入浴用シャワーでは、水の流れに変化をつけ、マッサージの機能を付与した製品もあります。
大理石
大理石は、石灰岩が変成作用を受けてできた粗粒の方解石、ドロマイトなどの岩石です。
石材や建築材料
石材として大理石と呼ばれるものには、岩石学上の大理石(結晶質石灰岩)のほか、模様や色合いの美しい非変成の石灰岩、トラバーチン(層状の縞状構造を持つ化学沈殿結晶質石灰岩)、鍾乳石、ケーブオニックスなどが含まれます。
大理石でできた建造物でよく知られているものに、古代ギリシャのパルテノン神殿などの神殿類、ローマのコロッセオ、インドのタージ・マハルがあります。
ヨーロッパで建築物の外装、内装(内壁材、床材、洗面台など)、キッチンの調理台、家具や調度品、彫刻の材料などに大理石が使われています。
日本では、福島県、岩手県、茨城県、埼玉県、静岡県、岐阜県、高知県、徳島県、山口県、福岡県などで産出されています。
建築材料としても利用可能な大理石もいくつかの地方で産出しています。
多くは粉砕し工業原料(炭酸カルシウム)として利用されていますが、彫刻、工芸品やインテリア製品にも加工されます。
木製家具・木製インテリア
本物の木の家具には温もりがあります。
優しい肌触りの木肌、美しい木目には心を癒してくれる力があります。
網戸
網戸は建物の換気や通風を保ちながら、虫などの室内への侵入を防ぐために網を張った建具です。
加工が容易で機密なアルミニウム合金製のサッシが住宅にも普及した結果、網戸に使用されました。
日本国内の網戸用の網の材質の大半は耐候性ポリプロピレンです。
アルミサッシ式網戸の張替え
網や固定用の押さえゴムは日光や風雨に常に晒されることで劣化するため、4~5年ごとに張り替えが必要になります。
道具はホームセンターなどで用意できます。
準備するもの
- 新しい網:青、灰、黒などの色があります。
- 押さえゴム:3.5㎜~1㎜違いで4種類の太さのゴムがあります。
- 網押さえクリップ数個
- ゴム押さえローラー
- カッターナイフ
アルミサッシ式網戸の張替え手順
- 押さえゴムを外すと網が簡単に外れます。
- 新しい網をサッシの格子に合わせて広げ、網押さえクリップ数個で網とサッシを挟みます。
- 溝に押さえゴムを押し当て、ゴム押さえローラーで確実に埋め込んでいきます。
- 溝からはみ出た網は、カッターナイフで除去します。
空気清浄機
空気清浄機は、空気中に浮遊する塵埃や花粉、ハウスダスト等を除去するための機器です。
オゾン式空気清浄機はオゾンを利用していることで、空気中の臭いを限りなく脱臭してくれるのが最大の魅力です。
部屋の空気をキレイにしてくれる空気清浄機は、数千円程度の安いものから10万円近くする高級なものまで様々です。
空気清浄機の歴史
空気清浄機の歴史は19世紀はじめの産業革命当時のイギリスから始まったと言われています。
当時のエネルギー源は主に石炭で、石炭を燃やすことによって出る煤煙の除去を目的として作られました。
それまで、空気を清浄にすることは換気によっていましたが、清浄な空気を取り入れるべき場所も汚染され始めたため、能動的に空中の汚染物質を取り除く必要に迫られました。
1996年に設立されたスウェーデンメーカーの空気清浄機。
高性能なフィルターを使用していて、有害物質を99.97%除去できます。
芳香剤
気になる臭いに効果のある成分が入った芳香剤を選ぶのがおすすめです。
ペットやタバコの臭いには、専用の消臭効果のある芳香剤をチェック。
特に、来客時には玄関やリビングに吹きかけるだけで、気になる香りをかき消す効果が期待できます。
一方で、香りの持続性には欠けるところがデメリット。
時間経過と共に、香りが薄まっていきます。
芳香剤は臭い成分に何らかの作用をするのではなく、よい匂いを空間に香りづけることで悪臭を隠してしまったり、私たちが感じなくなるようにしてしまったりするという仕組みです。
つまり実際は悪臭成分が存在しているけれども、いい匂いがするので私たちがそれに気づかないというイメージです。
芳香剤の置き方
部屋用の芳香剤は、風の流れを利用して香りを拡散させられるように、風上に置くのがおすすめです。
特に窓際や玄関は、部屋に入ってくる風に乗って香りが効果的に広がります。
芳香化合物(ほうこうかごうぶつ、Aroma compound)
多くの芳香化合物は香料の製造において重要な役割を果たしています。
芳香化合物は食品、ワイン、スパイス、香料、精油などで見られ、多くは果物や作物が熟すときに生化学的に形成します。
ワインでは発酵の副生成物として形成します。
芳香化合物(ほうこうかごうぶつ、Aroma compound)または着臭剤(odorant)、臭気物質(しゅうきぶっしつ)は、芳香または悪臭を持つ化学物質です。
化学物質が芳香もしくは悪臭を持つには、その化合物が揮発性であり、それが嗅覚系まで運ばれ、1つ以上の嗅覚受容体と結合する必要があります。
日本と北欧の暮らし
日本と北欧の暮らしには、相通じる価値観があります。
慎ましく質素な中に、奥深さや豊かさを感じること。
心地のいい空間で、穏やかに自然体で過ごすこと。
日本では「侘び寂び」として、北欧では「ヒュッゲ」として、人々の暮らしの中にずっと息づいています。