12月の風水歳時記は「大雪(たいせつ)」「冬至」「クリスマスイブ」「年越し」などです。
大雪(たいせつ)
大雪は太陽黄経が255度の瞬間です。
最高気温5℃、最低気温0℃で快適に暮らすことができる準備を始める頃です。
冬至
太陽暦の年越しの準備を始める頃です。
秋分から春分までの間、北半球では太陽は真東からやや南寄りの方角から上り、真西からやや南寄りの方角に沈みます。
冬至の日には日の出(日出)・日の入り(日没)の方角が最も南寄りになります。
冬至の日には北緯66.6度以北の北極圏全域で極夜となります。
南緯66.6度以南の南極圏全域で白夜となります。
1年で日の出の時刻が最も遅い日、日の入りの時刻が最も早い日と冬至の日とは一致しません。
日本では、日の出が最も遅い日は冬至の約半月後(年明け)の一月上旬頃、日の入りが最も早い日は冬至の約半月前の12月上旬頃です。
天文学の冬至
天文学においては太陽の視黄経が270度となる瞬間を冬至と定義します。
冬至の瞬間を含む日を冬至日(とうじび)と呼びます。
現在普及している定気法では太陽黄経270度(黄道十二宮では磨羯宮の原点に相当)で毎年12月22日頃です。
平気法は節気を冬至からの経過日数で定義しますが、起点となる冬至は定気法と同じ定義です。
冬至は定気法と平気法で一致する唯一の節気です。
ゆず湯
柚子を入れたお風呂へ入ります。
柚子を輪切りまたは半分にカットしたら、表面の種をとり袋に入れて中身が出ないようにします。
袋はガーゼや水切りネット、洗濯ネットなどを利用します。
柚子は見えにくくなりますが、香りや成分が出やすく、果肉や種がお湯に浮かないです。
かぼちゃの煮物
新鮮で美味しいかぼちゃの見分け方は、ヘタが良く乾燥していて、その周囲がへこんでいるものが完熟しており、皮がかたく、ずっしりと重みがあものが良品とされます。
皮は硬いものの、長時間煮ることで柔らかくして食べることもできます。
かぼちゃにもデンプンを糖に分解する酵素が含まれているため、貯蔵によって、あるいは、低温でゆっくり加熱することによって甘味が増します。
クリスマスイブ

クリスマスイブは12月24日の夜です。
街中では街路樹に豆電球(イルミネーション)が飾り付けられます。
クリスマスツリー

クリスマスツリーは、クリスマスのために飾り付けられた木です。
ツリートップ
ツリーの先端にはキリストの降誕を知らせたベツレヘムの星にちなみ、多くは金色の星が飾られます。
オーナメントボール
リンゴはアダムとイヴが食べた知恵の樹の実を象徴したもので、現代ではオーナメントボールと呼ばれる飾り(銀色や緑色のメッキボールやガラス製のグラスボールやミラーボール)になっていることが多いです。
モール、ガーランド、リボン、ベル
モール、ガーランド、リボン、ベルは、金色の光沢のある飾りをツリーに飾ります。
年越し
縁起担ぎのために大晦日の夜に年越しそばを食べる風習があります。
年越しそば
年越しそばは大晦日(新暦12月31日)に縁起を担いで食べる蕎麦です。
日本で歳末の風物詩ともなっている風習・食文化です。
蕎麦は他の麵類よりも切れやすいことから「今年一年の災厄を断ち切る」という意味があります。
新年
門松

歳神様(としがみさま)は門松を依り代にして家に訪れます。
おせち料理
おせち料理は歳神様(としがみさま)をもてなすためのお供え料理で、様々な縁起物の食材が使われていて、これから迎える年がより良いものになるように願いが込められています。
一つの重箱には奇数個のおせち料理を詰めます。
壱の重のおせち料理の詰め方
組重の一番上の重箱が壱の重です。
壱の重に酒の肴(祝い肴三種、口取り)を詰めます。
弐の重、参の重のおせち料理の詰め方
弐の重に酢の物と焼き物を、参の重には煮しめを詰めます。
初詣(はつもうで)
一年の感謝を捧げたり新年の無事と平安を祈願するために、年が明けてから神社や寺院などに参拝します。
お守り、破魔矢、風車、熊手などを受けたり、絵馬に願い事や目標を書いたりします。
