心

太陽と地球と月の位置で風水パワーの変化を伝える風水歳時記

太陽と地球と月の位置で生まれる風水パワーの強さが異なります。

暦と月の位置も考慮して風水パワーが算出されます。

風水歳時記で必要なカレンダーの情報は、太陽暦の12の月、12支、24節気、土用、新月と満月です。

太陽

太陽は全体が高温ガスでできた巨大な球体です。

中心部に存在する水素の50%程度を熱核融合で使用します。

中心部の密度と温度はとても高くなり、核融合が起こり莫大なエネルギーが生み出されています。

太陽から放たれるエネルギー

1秒間に太陽が放出するエネルギーの量は、文明の始まり以来、人類が消費してきたエネルギーの総量より大きいと言われています。

太陽から放たれるエネルギーは3.85×10の26乗です。

太陽の大きさ

太陽は直径約140kmで地球の直径の約109倍の大きさです。

太陽の重さ

質量は地球の33万倍です。

太陽は太陽系の全天体に重力の影響を与えます。

太陽の構造

中心核1,600万℃、太陽の表面(光球)温度は約6,000℃、太陽を取り囲む(上空にある)コロナは約100万℃です。

コロナ内部でプラズマのガス圧力が高まり、太陽の引力を超える状態になると宇宙空間へ吹き出す太陽風と呼ばれる現象が起こります。

太陽を支配する代表的な大きな力

中心に向けて引き込もうとする重力、外側に広がろうとする核融合エネルギー、複雑な磁力です。

地球の公転

地球は太陽を中心に1年に1回転公転します。

その時、公転面の垂線に対して地軸は23.4°傾いています。

太陽と地球の距離

地球は楕円軌道を描いて太陽を公転しているので、毎日少しずつ太陽との距離を変えています。

近日点(1月4日頃):1億4,709万㎞

遠日点(7月7日頃):1億5,088万㎞

季節がある理由

季節があるのは、地球が地軸を傾けながら公転しているからです。

地球の地軸が傾いていることにより、地球の北半球や南半球が太陽に近づいたり遠ざかったりすることで、気温に変化が起きます。

その結果、季節が生まれます。

夕日

夕日は西に沈む太陽です。

太陽は東から登り南を通り西へ沈むように見えます。

秋の夕日は西に沈む白露~秋分~寒露に位置する太陽です。

秋の夕日は実った稲穂を黄金色に照らします。

太陽暦

風水では太陽が黄道上のある点を出てその場所に戻ってくるまでの周期(太陽年)を暦とした太陽暦を使用します。

月の満ち欠けの周期が暦として使用される太陰暦は1年が約354日で、太陽暦に比べ11日短くなります。

3年間で33日ほどずれてしまい、実際の季節と大きく食い違ってしまいます。

月の運行と季節のずれを調整する方法として閏月が挿入された太陰太陽暦が利用されました。

正確な太陽年は365.2422日です。

太陽暦は太陰暦に比べ、実際の季節とのずれが小さいです。

太陽暦は4年の間に1日増やす閏年を設けるだけで、実際の季節とのずれの調整できます。

5節句

陽の数が重なる日は縁起が良いと考えられ、陽が重なる日に節句が設けられました。

一桁の奇数が陽の数です。

1月1日の元日(暦の節句)、3月3日の桃の節句、5月5日の端午の節句、7月7日の七夕、9月9日の重陽の節句があります。

24節気

地球の楕円の公転軌道(太陽黄経)に立春を0度と360度として15度(1/24)毎に1節句を配置して地球の位置と季節を伝える方法です。

季節を伝える節気に夏至と冬至の2至、春分と秋分の2分、立春、立夏、立秋、立冬の4立があります。

土用

土用は立春、立夏、立秋、立冬の直前の約18日間です。

土用には運気の流れを変えるパワーがあります。

閏年

地球の公転周期は365日5時間48分46秒です。

暦は365日なので地球の公転周期とのずれを4年毎に調整され、太陽黄経0度の瞬間と暦が合わされます。

4年の間に太陽暦と太陽の黄道上の視位置(太陽黄経にずれが生じます。

地球からはいつも月の表側を見ています。

月は自転も公転と同じのため、地球からはいつも同じ面しか見ることができません。

月の引力

地球は、月の引力の影響を大きく受けており、月の位置によって満潮、干潮が発生します。

また地球は、太陽の引力の影響を少なからず受けており、太陽による満潮と月による満潮が重なったときが「大潮」です。

地球に対する月の方向と太陽の方向が直行し、お互いの力を打ち消しあって、引き伸ばされた方が小さくなる状態が「小潮」です。

月の公転運動

地球を1公転する間に月も1自転します。

月の公転周期は約29.53日です。

地球と月の配置から、新月→上弦の月→満月→下弦の月→新月と公転運動をします。

新月

新月は太陽を起点に太陽、月、地球の順番に一方向上に配置されたときの月です。

太陽光に照らされている月面を見ることができません。

月の障害を受けて地球に届く太陽のパワーが弱くなります

皆既日食

皆既日食は太陽を起点に太陽、月、地球の順番に一直線に配置された瞬間です。

太陽が一時見えなくなり、月の障害を受けて地球に届く太陽のパワーが特に弱くなります

満月

満月は太陽を起点に太陽、地球、月の順番に一方向上に配置されたときの月です。

月の障害を受けることなく太陽のパワーが地球に届きます

地球から見える月の月面が太陽光に照らされます

皆既月食

満月は太陽を起点に太陽、地球、月の順番に一直線に配置された瞬間です。

月の障害を受けることなく太陽のパワーが地球に届きますが、月面に太陽光が一時照らされなくなるので満月と比べて太陽のパワーが少し弱くなります

満月の呼び名

アメリカの先住民は季節を把握するために、動物や植物、季節のイベントなど、各月に見られる満月に名前を付けました。

1月 Wolf Moon(狼月)、2月 Snow Moon(雪月)、3月 Worm Moon(芋虫月)、4月 Pink Moon(桃色月)、5月 Flower Moon(花月)、6月 Strawberry Moon(苺月)、7月 Buck Moon(男鹿月)、8月 Sturgeon Moon(チョウザメ月)、9月 Harvest Moon(収穫月)、10月 Hunter’s Moon(狩猟月)、11月 Beaver Moon(ビーバー月)、12月 Cold Moon(寒月)

スーパームーン・近地点の満月

地球を周回する月の公転軌道が楕円のため地球と月の距離は変化しますが、地球に最も近づいた時(近地点)の満月はスーパームーン・近地点の満月と呼ばれます。

およそ1年に1回のペースで見られますが、年に数回観測できる年もあります。

2011年3月19日の地球から月までの距離が35万6,577㎞のスーパームーン・近地点の満月は、地球から最も遠い距離(遠地点・約41㎞)にある時の満月と比較して14%大きく見え、30%程明るく見られました。

太陰暦

太陰暦は新月がひと月の最初の日になる暦です。

月の1公転×12月は約354.36日です。

地球の公転周期は約365.24日です。

太陰暦は太陽暦より約11日短くなり、3年で1月以上ずれます

中秋の名月

2025年の中秋の名月
2021年の中秋の名月

中秋の名月は太陰暦8月15日の夜の月です。

お月見

お月見は満月を鑑賞する行事です。

中秋の名月をお月見することが、中秋の名月=お月見と理解されるようになったと考えられます。

中秋の名月は満月の場合もありますが、満月でない場合もあります

最中(もなか)

最中の名称は中秋の名月の別称「最中の月」に由来すると言われています。

風水では最中は餡をもち粉で作った皮で覆うので勝負運を浄化する菓子と言われています。

風水歳時記で必要なカレンダーの情報は、太陽暦の12の月、12支、24節気、土用、新月と満月です。