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吉方位旅行の神社仏閣巡りをするための神社仏閣の常識

神社仏閣の常識を知っておくと神社仏閣の選び方がわかるようになります。

吉方位と神社仏閣の縁日を重ねて旅行計画を立てましょう。

吉方位旅行で神社仏閣を訪れると願い事が叶いやすいと言われています。

吉方位旅行は目標地までの移動運動です。

移動運動を繰り返し行うことで風水パワーを高めることができます。

風水では日常の移動行為を含む旅行で年、月、日、時間のうちどれかが重なると吉方位旅行の吉方位になり、重なりが多くなるほど風水パワーが強くなると言われています。

新月の日と満月の日でも風水パワーが変わります。

年、月、日、時間の吉方位と新月の日と満月の日を組み合わせることで、吉方位の予測や振り返り、吉方位旅行の計画と反省を行うことができます。

吉方位の起点

吉方位は太陽の位置と起点を結んだ方位です。

目的を実現しようと考えて出発する場所が吉方位旅行の起点になります。

年、月、日、時間の吉方位の重なりが多い方位を選んで目標地を決めます。

神社仏閣は神社とお寺の融合を表す言葉です。

「宗教施設」をまとめて呼ぶときに、古くから「神社仏閣」という言葉が使われてきました。

室町時代(14世紀後半)に成立した『太平記』に神社仏閣が使われています。

本地垂迹(ほんじすいじゃく)説

神道は古墳時代には既に存在し、仏教が日本に伝来したのは飛鳥時代です。

皇室が仏教を許容し、やがて当時の僧侶などの方々が、本地垂迹説を説いたことで、庶民にも仏教が受け入れられるようになったと言われています。

本地垂迹説は「神も仏も本来同じものである」という考え方です。

全国の神社仏閣の数

2022年度宗教統計調査で、全国の神社仏閣の数は157,546軒です(2023年6月29日時点)。

内訳は、神社が80,847軒、寺院が76,699軒となっています。

神社仏閣の年中行事の中には民間の習慣として定着していった行事もあります。

初詣

初詣は年(新暦)が明けてから初めて神社や寺院などに参拝する行事です。

一年の感謝を捧げたり、新年の無事と平安を祈願したりします。

厄落とし・厄払い・厄除け

厄落としは元々は普段から身に付けているものや大切にしているものを故意に落とすことを意味していましたが、厄年の厄を払う・除けるなどの行事をまとめて呼ぶ時に厄落としが用いられます。

厄払いは、自分の邪気や穢れを払うために神社で祈願祈祷を受けることです。

厄除けは、邪気や災厄を予防するためにお寺で祈願祈祷を受けることです。

伊勢山皇大神宮の鳥居

神社・神棚は神様に感謝と目標を伝えるための窓口です。

神社・神棚の鳥居は神様の住む世界と人間の世界を分ける門です。

参拝の順序

参道は中央を避けて進みます。

鳥居の前で一礼、手水、賽銭箱の前で会釈、二拍手、二礼、賽銭を入れ一礼、合掌して祈願、鳥居を出る際に本殿に向かって一礼

冬の神社参拝はカイロを持参する

神社参拝では手水で手を清めて柏手を打ちます。

冬の神社参拝は、手水で手を清めて柏手を打つまでの間に手がかじかんでしまいます。

カイロを持参しておくと重宝します。

神社の年中行事には「大祓」「七五三詣り」などがあります。

大祓(おおはらえ)

今宮戎神社 夏越大祓式

大祓は神社で太陽暦の6月と12月の晦日に行われます。

罪穢を祓うことができると言われています。

七五三詣り(しちごさんまいり)

七五三詣りでは7歳の女児、5歳の男児、3歳の女児の成長を祝います。

数え年3歳(満年齢2歳)になる女児の「髪置き」を祝います。

数え年5歳(満年齢4歳)になる男児の「袴着(袴儀)」を祝います。

数え年7歳(満年齢6歳)になる女児の「帯解き」を祝います。

千歳飴(ちとせあめ)

細く長い千歳飴には千年、長い、長生きという意味があります。

千歳飴は紅白の色で袋には鶴亀や松竹梅などが描かれています。

6世紀の初めに仏教が伝来し、6世紀後半に丁未の乱で仏教推進派の蘇我馬子が神道推進の物部守屋を破り、仏教による国づくりがなされています。

天照大神、大国主命はそれぞれ皇居を出て、吉相の地を探して各地を巡りました。

天照大神は倭姫とともに猿田彦大神の勧めた五十鈴川の川上(今の伊勢神宮)に鎮まりました。

大国主命は奈良から丹波の国を経て日本海沿いを西に、島根県の出雲(出雲大社)に鎮まりました。

国家の権力争いに関係なく、吉相の地で太陽の動き、季節の風水、方位を守り、現代まで連綿と続いています。

伊勢神宮は三重県伊勢市にある神社です。

伊勢神宮には、天照坐皇大御神(あらてらしますすめおおみかみ)を祀る皇大神宮と、衣食住の守り神である豊受大御神を祀る豊受大神宮があり、皇大神宮は内宮(ないくう)、豊受大神宮は外宮(げくう)と呼ばれます。

伊勢神宮は神明造という古代の建築様式を受け継いでいます。

20年に1度社殿を建て替え、装束・神宝も新たに造り替える神宮式年遷宮(じんぐうしきねんせんぐう)は、最も重要なお祭りのひとつです。

祈年祭

伊勢神宮祈年祭は「としごいのまつり」とも言い、天皇陛下が春の耕作始めの時期にあたり五穀豊穣をお祈りされるのに際し、伊勢神宮では天照大御神をはじめとする神々にお食事をお供えする大御饌(おおみけ)の儀が行われ、続いて勅使が天皇陛下の幣帛(へいはく)を奉る奉幣の儀が行われます。

神嘗祭(かんなめさい)

神嘗祭は、その年に収穫された新穀を最初に天照大御神に捧げて、お恵みに感謝するお祭りです。

10月15日の輿玉神祭(おきたまのかみさい)から始まり、10月16日22:00に皇大神宮で由貴夕大御饌(ゆきのゆうべのおおみけ)、10月17日2:00に由貴朝大御饌(ゆきのあしたのおおみけ)が行われます。

由貴大御饌(ゆきのおおみけ)海川山野のお供え物を取り揃え、神田で収穫された新米を玄米のまま蒸して土器に盛り、御餅をつき、白酒黒酒(しろきくろき)のお酒を醸してお供えします。

10月17日の夕刻、御祭神を和めるために御神楽が行われます。

御饌(みけ)と御神楽(みかぐら)

御饌はお祓い後、神前に神饌(しんせん)をお供えし、祝詞(のりと)の奏上(そうじょう)でお願いごとを神様にお届けします。

御饌に加えて、雅楽の調べとともに雅な舞を奉納するご祈祷が御神楽です。

所要時間は御饌が約15分、御神楽が約25~40分です。

猿田彦神社

三重県伊勢市宇治浦田2-1-10

祭神:猿田彦大神

境内

御新田:豊作を祈って早苗を植える御田祭が行われます。

方位石:方角を刻んだ八角の石柱です。

境内社 佐瑠女(さるめ)神社

祭神:天宇受売命(あめのうずめのみこと)

ご利益:技芸の上達、縁結び

島根県出雲市大社町杵築東195

出雲大社は日本神話に登場する大国主命を祀る神社です。

大国主命は怪我させられたウサギに怪我の治し方を教えた神様です。

境内

北西に鶴山、北に八雲山、北東に亀山のある土地に境内があります。

境内の西に素鷲川、東に吉野川が流れています。

境内の中心に本殿、北に素鷲社、東に釜社、南に拝殿と銅鳥居、西に氏社が配置されています。

氏神様は祀られている地域に住んでいる住民を災害から守ってくれると信じられている神様です。

現在住んでいる地域に最も身近な神様です。

入り口の扉の開けっ放しや防犯カメラの設置などで24時間参拝が可能なように配慮されています。

五龍神結界

五龍神結界

大阪市の金塚・山王・飛田地域には天龍大神、金龍大神、銀龍大神、白龍大明神、黒龍大神の氏神様の五龍神結界があります。

大阪市の金塚・山王・飛田地域は、良水のわく井戸や水脈が多くあり、明治から昭和初期に祀り金塚、山王、飛田の五龍神と呼ばれていました

五龍神結界の碑

五龍神信仰の象徴として五龍神結界の碑が祀られています。

黒龍大神、天龍大神、白龍大明神の3つの祠

氏神様

明治末頃まで大阪市の金塚・山王・飛田地域に大きな池があり、大蛇が住み着いて住民から池の主と崇められ、池の周りに黒龍大神天龍大神、白龍大明神の3つの祠を建て、その信仰のお陰で戦災を逃れました

黒龍大神

氏神様黒龍

黒龍大神の月例祭

毎月18日10:30に月例祭が行なわれ護摩焚きが行われます。

天龍大神

氏神様天龍

天龍大神の月例祭

毎月18日18:30に月次祭が行なわれています。

天龍大神の春季大祭

4月22日~4月23日に春季大祭が行われています。

白龍大明神

氏神様白龍

飛田新地料理組合の敷地内に祀られています。

島根県太田市河合町河合1545

祭神:宇摩志麻遅れ命(うましまじのみこと)

境内

鳥居、参道、狛鶴、手水舎、拝殿、本殿、東五社、西五社

神事

鎮魂祭(みたましずめのまつり)

古代より伝わる「たまふり(魂)」を直接揺り動かして本人の元の気・運気の巡りを円滑にし病や邪気を祓い、健全なたまふりに戻す物部氏の秘事が拝殿で行われます。

限定授与品:たまのお、五色の輪、鎮魂純銀ペンダント、鎮魂の比禯

京都市伏見区深草

祭神:宇迦御霊神

境内

朱塗りの鳥居、社殿

祭事

初午(はつうま)

山口県長門市油谷津黄498

祭神:漁村の守り神

境内

境内が海に面しています

100基を越える赤い鳥居をくぐって社殿に参拝します。

大阪市中央区道修町2-1-8

祭神:少彦名命、神農炎帝

境内

拝殿、社務所

祭事

神農祭、献湯祭

京都市上京区晴明町806(堀川通一条上ル)

祭神:安倍晴明

安倍晴明(920~1005年)

天文陰陽博士として天体を移り行く星や雲の動きを観察し、宮殿の宮殿の異変や遠方での吉凶を言い当てたと伝えられています。

朱雀帝から村上、冷泉、円融、花山、一条の6代の天皇の側近として仕えられ、数々の功績をたたえられました。

大阪府交野市倉治1-1-7

祭神:天棚機比売大神(あめのたなばたひめのかみ)

祭事

七夕祭り

長崎県長崎市上西山町18-15

祭神:建御名方神(たけみなかたのかみ)、八坂刀売神(やさかとめのかみ)

境内

大門:入り口は鳥居ではなく門です。

手水社、拝殿、祝詞殿、本殿、かえる岩

祭事

森崎大祭:神前に菓子・桜花・榊を供えて祭神を慰めます。

井神祭(いじんさい)

高麗犬(こまいぬ)の井戸の前に米、日本酒、鮮魚、野菜、果物、塩、水などのを神饌(しんせん)として供えられます。

高麗犬の井戸の狛犬の口から湧き出る水でお金を洗うと倍になり、水を飲むと安産にご利益があると伝えられています。

神社参拝時に祈願書を持参します。

祈願書は神社におさめるためのものではありませんが、祈願は自身の決意表明です。

祈願書を書くことで夢が現実味を帯びます。

祈願書に書く内容

祈願書

いつも御神助、ご加護をいただきありがとうございます。(感謝の気持ち

夢を箇条書きにします。

以上、全力を尽くして頑張りますので、よろしくお願い申し上げます。(決意表明

以上、祈願いたします。

日本各地のお寺は、寺院近在を中心とした檀家と呼ばれる信者を抱え、墓地を保有・管理しているもの(檀那寺)が多いです。

寺院の各施設

寺院は7施設を基本要素として七堂伽藍と呼ばれます。

  • 山門(さんもん)
  • 本堂・仏殿(ほんどう・ぶつでん):本尊を祀る施設
  • 法堂・講堂(はっとう・こうどう):説法・法話を行なう施設
  • 僧堂:僧侶が起居・修行を行う施設
  • 庫裏・庫裡・庫院(くり・くいん):厨房施設
  • 東司(とうす):お手洗い施設
  • 浴室

参拝の順序

山門に入る前に合掌一礼、手水、賽銭を入れ合掌一礼後に焼香、山門を出る際に本堂に向かって合掌一礼

お寺の年中行事には「お彼岸」「お盆」「花まつり」があります。

春と秋のお彼岸のお墓参り

お墓参りは感謝を込めて祖先の霊を供養するために行います。

寺院の檀家で寺院の霊園にお墓がある場合は本堂にお参りしてからお墓参りをします。

お墓参り(供養)の五供(ごく)

お墓参りは五供をお供えして合掌することが供養の基本となっています。

五供とは、香、花、灯燭、浄水、飲食のことを指します。

お墓参りの4ステップ

  1. お墓に着いたら、まずお墓の掃除をします。
  2. お墓に水鉢(水を入れられるくぼみ)がある場合は、綺麗な水をお供えし、持参したお花やお供え物は墓前にお供えします。
  3. ライターで線香に火をつけて、香炉皿にお供えします。
  4. 後片付けをします。

花まつり

花まつりは4月8日に行われる仏教の伝統行事で、お釈迦様の誕生日が祝われます。

寺院や関連施設では、様々な草花で飾った花御堂(はなみどう)の中で、甘茶を満たした灌仏桶の中央へ安置したお釈迦様の像に柄杓で甘茶をかけて祝います

「釈迦の誕生時に八大竜王が、これを祝って産湯に甘露を注いだ」という故事による風習です。

桜の花

桜が4月に白や薄桃色の花を咲かせます。

甘茶

甘茶はウリ科のつる性の多年草のアマチャヅルの葉を湯などで抽出したものです。

甘茶は黄褐色で甘味が感じられます。

東京都:護国寺

滋賀県:石山寺

京都府:清水寺

奈良県:興福寺、法隆寺夢殿、法起寺、唐招提寺、長谷寺、音羽山観音寺、岡寺

大阪府:観心寺

兵庫県:中山寺、須磨寺、鶴林寺(かくりんじ)

福岡県:観世音寺

宮城県:松島瑞厳寺五大堂

福島県:大正寺

茨城県:真浄寺

千葉県:成田山新勝寺、弘行寺

埼玉県:狭山山不動寺

東京都:瀧泉寺、薬研堀不動院、金剛寺(高幡不動尊)

神奈川県:大山寺

長野県:米子瀧山不動寺

愛知県:成田山名古屋別院大聖寺

富山県:日石寺

石川県:倶利迦羅不動寺

福井県:圓照寺

滋賀県:西明寺(さいみょうじ)

京都府:狸谷山不動院、教王護国寺、同聚院(東福寺塔頭)

奈良県:東大寺旧法華堂、新薬師寺、唐招提寺、長谷寺

大阪府:瀧谷不動明王寺、観心寺、築港高野山、成田山大阪別院明王院

和歌山県:高野山霊宝館、高野山南院、金剛峯寺護摩堂

兵庫県:明王寺、神呪寺

岡山県:由加山蓮台寺

鳥取県:不動院岩谷堂

香川県:成田山聖代寺

佐賀県:誕生院

熊本県:雁回山長寿寺

沖縄県:安国寺