神仏はどこにいると思いますか?
神社?
お寺?
風水では自分の中にいると考えます。
「どうせ私なんか」
卑下するのは自分の中の神仏を否定することになります。
幸せに生きるには、物事をありのままに見てその本質を理解する能力 = 知恵が必要です。
神棚や仏壇があると、形は心を生み心は形を作り自分の中の神性、仏性につながれるようになります。
厄落とし・厄払い・厄除け
厄落としは元々は普段から身に付けているものや大切にしているものを故意に落とすことを意味していましたが、厄年の厄を払う・除けるなどの行事をまとめて呼ぶ時に厄落としが用いられます。
厄払いは、自分の邪気や穢れを払うために神社で祈願祈祷を受けることです。
厄除けは、邪気や災厄を予防するためにお寺で祈願祈祷を受けることです。
神棚の祀り方(飾り方)
神棚の位置(方位)
目線より高く手の届く位置で、北側に設置して南向きから西側に設置し東向き(北、北西、西)に設けます。
お神札(お札)の並べ方
一社型は、手前から神宮大麻(じんぐうたいま)、氏神大麻(うじがみたいま)、崇敬神社(すうけいじんじゃ)のお神札の順番にお祀りします。
三社型は中央の扉に神宮大麻、向かって右側に氏神大麻、左に崇敬神社のお神札をお祀りします。
神棚のお供え物
お皿:向かって左側にお米(洗米)、右にお塩(盛り塩)を入れます。
榊楯:榊(生榊)を入れます。
瓶子:お神酒(純米酒)を入れます。
水玉:お水を入れます。
米、塩、水、お酒、榊の水は毎日新しく取り替えるのが理想です。
榊(生榊)は枯れる前に取り換えましょう。
神棚へのお参り作法
はじめに:神様に向き合う前に手や口を清め、姿勢を正します。
二拝:神様に深いお辞儀を2回行います。
二拍手:柏手を2回、合掌とは異なり、指を少しずらして音を出します。
一拝:神様に感謝した後、深いお辞儀を1回行います。
お札(おふだ)
神社から下賜(かし)されるものに、お札、御守、徹饌(おさがり、神前に供えられた食品や神酒)があります。
お札の表面には神社名や祭神名が書かれています。
紙1枚のものもあれば、和紙に折りたたんで中にお札を封印しているものもあります。
木製のもの、金属製のものもあります。
神棚、台所(荒神など)、玄関(大歳神、門守りなど)、鬼門(災厄除け、方位除け)などに置きます。
初穂料
対価を支払うことを「初穂料を納める」と言います。
古くは支配豪族が先導して開発した田畑で最初に収穫した稲穂を領民に下賜する時に、その費用対価として徴収したことに由来します。
氏神様(うじがみさま)
氏神様は、日本において、同じ地域に住む人々が共同で祀る神道の神様です。
氏神様は基本的には自宅の近くにあり、最もお参りしやすい神社です。
五龍神結界
大阪市の金塚・山王・飛田地域には天龍大神、金龍大神、銀龍大神、白龍大明神、黒龍大神の氏神様の五龍神結界があります。
大阪市の金塚・山王・飛田地域は、良水のわく井戸や水脈が多くあり、明治から昭和初期に祀り金塚、山王、飛田の五龍神と呼ばれていました。
五龍神信仰の象徴として五龍神結界の碑が祀られています。
黒龍大神、天龍大神、白龍大明神の3つの祠
明治末頃まで大阪市の金塚・山王・飛田地域に大きな池があり、大蛇が住み着いて住民から池の主と崇められ、池の周りに黒龍大神、天龍大神、白龍大明神の3つの祠を建て、その信仰のお陰で戦災を逃れました。
黒龍大神
黒龍大神の月例祭
毎月18日に月例祭が行なわれ地域の安寧が祈られています。
天龍大神
天龍大神の月例祭
毎月18日18:30に月次祭が行なわれています。
天龍大神の春季大祭
4月22日~4月23日に春季大祭が行われています。
白龍大明神
祈願書
神社参拝時に祈願書を持参する
祈願書は、叶えたいこと、達成したいことなどを紙に書いたものです。
祈願書は神社におさめるためのものではありませんが、祈願は自身の決意表明です。
祈願書を書くことで夢が現実味を帯びます。
祈願書に書く内容
祈願書
いつも御神助、ご加護をいただきありがとうございます。(感謝の気持ち)
夢を箇条書きにします。
以上、全力を尽くして頑張りますので、よろしくお願い申し上げます。(決意表明)
以上、祈願いたします。
祈願書の作成時期
毎年11月24日までに作成し、初詣よりも一足早く神様にお願いします。
祈願書の更新
1年以上経った祈願書は、処分の必要はなく、ずっと保管しておいて構いません。
年度が変わったり、祈願内容を変更したりで、前の祈願書を処分したい場合は、願いが叶ってから、または願いほどきをしてから処分します。
天満宮
天満宮は菅原道真を祭神とする神社です。
菅原道真を神様として祀る天満宮と関わりのある神社には、天満(てんまん)神社、祭神の生前の名前から菅原(すがわら)神社、天神を祀ることから天神社などがあります。
やはり最も有名なのは、福岡太宰府市にある太宰府天満宮です。
全国の天満宮の総本社ですので、週末ともなると数多くの観光客で賑わっています。
大阪天満宮が創建されたのは天暦3年(949年)ですが、実はその300年程前の奈良時代から、この地には「大将軍社(だいしょうぐんしゃ)」という神社がありました。
神を祀る社の総称が「神社」、神を祀る社の中でも天神様を祀っているのが「天満宮」という違いで区別されます。
天神縁日
天神縁日は毎月25日です。
天神様とも呼ばれる菅原道真の誕生日は旧暦6月25日です。
命日が旧暦2月25日になることから、毎月25日は天神縁日とされています。
新暦に移行した現在でも毎月25日が縁日となっています。
菅原道真を神様として天満に祀る由来
道真が亡くなった直後、平安京で雷、大火、疫病などの天変地異が相次ぎ道真左遷に関わったとされる者達が相次いで亡くなったことから、道真の怨霊が雷神となり天に満ちていると考えられました。
天満の名は道真が死後に贈られた神号の「天満(そらみつ)大自在天神」が由来と言われ、道真が優れた学者であったことから学問の神様へ変化していき、多くの受験生が合格祈願に詣でるようになりました。
天神様
天神様は日本における天神(雷神)に対する信仰で、菅原道真を天神様として畏怖・祈願の対象とする神道の信仰のことです。
道真が没後すぐに、天満大自在天神という神格で祀られ、続いて、清涼殿落雷事件を契機に、道真の怨霊が北野の地に祀られていた火雷神と結び付けて考えられ火雷天神と呼ばれるようになりました。
本来、天神とは国津神に対する天津神のことで、特定の神の名ではありませんでした。
天神信仰は、学問や正義、農業の神など、人々に親しまれていくようになっていきました。
道真は卓越した才能や真面目な人柄から多くの人に尊敬され、亡くなった後に天に住む神様として崇められるようになりました。
天神様は学問の神様として知られ、天満宮などで祀られています。
愛知県三河地方では、天神様の人形を男の子の出産祝いや節分の飾りとして用いる風習があります。
日本三大天神
天満宮は一般的に太宰府天満宮と北野天満宮の両社が総本社とされるため、この2社が入ります。
3社目は日本最古(扶桑菅廟最初)を称する防府天満宮が上げられることが多いです。
太宰府(だざいふ)天満宮
福岡県太宰府市宰府(さいふ)にある神社です。
太宰府天満宮拝殿の右手前に飛梅があります。
太宰府天満宮の梅林とクスノキの森は、かおり風景100選に選ばれています。
本殿は五間社流造で屋根は檜皮葺、正面に1間の唐破風造の向拝(こうはい)が設けられています。
左右側面には各1間で唐破風造の車寄を付け、回廊が前方の楼門まで廻らされています。
太宰府天満宮での御神酒は梅酒で、太宰府駅から続く表参道には土産や名物の梅ヶ枝餅の店が軒を連ねます。
天神様と梅
太宰府天満宮の本殿向かって右手に御神木「飛梅」があります。
飛梅は極早咲きの「色玉垣」という品種です。
毎年境内の梅に先駆けて花を咲かせて春の訪れを告げます。
道真公の命日にあたる2月25日に「梅花祭」が行われます。
神職は冠に梅の花を挿し、花玉串が供えられます。
巫女は「飛梅の舞」を奏上して、御神霊が慰(なぐさ)められます。
唯一無二の梅花紋
全国の天満宮でも梅の花をモチーフにした太鼓のばちと梅の花を組み合わせた「梅鉢紋(うめばちもん)」ですが、太宰府天満宮は「梅花紋」です。
北野天満宮
北野天満宮は、菅原道真公を御祭神としておまつりする全国約1万2千社の天満宮、天神社の総本社です。
天神信仰の発祥の地であり、親しみをこめて「北野の天神さん」「北野さん」と呼ばれています。
境内のご案内
千有余年の歴史と伝統を誇る境内神域には、国宝御社殿をはじめ数多くの文化財があり、春の梅苑、秋のもみじ苑など四季折々の京都の美しさが見られます。
祭典・行事
当宮は年間を通じて、菅公ゆかりの神事を古式ゆかしく斎行しています。
また天神信仰発祥の神社として、様々な伝統芸能や時代に則した文化行事を行っています。
参拝・御祈禱
御祈禱とは、神職が皆さまと神さまとの仲を取りもち、皆さまの願いを神さまに祈り捧げる儀式です。
大阪天満宮
大将軍社は大阪天満宮の鎮座よりも約300年遡った白雉元年(650年)に創建されました。
孝徳天皇が難波長柄豊崎宮をお造りになり、都の北西を守る神として大将軍社が祀られました。
現在では、大阪天満宮の摂社として境内の北西に鎮座しています。
大阪天満宮では元旦の歳旦祭の前に、大将軍社にて拂暁祭(ふつぎょうさい)というお祭りを行い、神事の中で「租(そ)」と言う借地料をお納めする習わしになっています。
天神祭(てんじんまつり)
大阪天満宮の天神祭は日本三大祭りの1つ(他は京都の祇園祭、東京の神田祭)です。
天満宮御鎮座の翌々年、天暦5年(951年)に社頭の浜から神鉾を流し、流れ着いた浜に斎場を設け、禊祓い(みそぎはらい)を行い、その折、神領民が船を仕立てて奉迎したのが天神祭の始まりとされています。
天神祭の期間は6月下旬吉日~7月25日の約1か月間に諸行事が行われます。
7月24日宵宮:宵宮祭(よいみやさい)、鉾流(ほこながし)神事、獅子舞氏地巡行
天神祭の始まる7月24日の7:45より本殿にて宵宮祭が斎行されます。
8時半すぎ、素木の神鉾を捧げた神童や奉人、約200人の行列が大阪天満宮の表門を出発し、旧若松町浜の斎場に向かいます。
8:50頃、夏越祓いの神事後、斎船で堂島川の中ほどに漕ぎだし、菅公御歌の神楽歌「鉾流歌」の調べが奏される中、船上から神童が神鉾を流し、御神意を伺うとともに神職は祓物を河中に流して氏子市民の無病息災と市中平穏が祈願されます。
この鉾流神事の大役を務めるのは、この地区の西天満小学校の生徒から選定される慣例で、天神祭の幕開けとなる厳かな神事の中心的役割を果たします。
7月25日本宮:本宮祭、神霊移御、陸渡御(りくとぎょ)、船渡御(ふなとぎょ)、奉納花火
25日の本宮の夜は、大川に多くの船が行き交う船渡御が行われ、奉納花火が上がります。
湯島天満宮
文具至宝碑は、東京都文京区にある湯島天神の名でも崇拝を集める湯島天満宮の境内に佇んでいます。
東京メトロ千代田線の湯島駅から徒歩2分程で辿り着くことができます。
撫で牛
菅原道真は生まれも没年も丑年で、牛がゆかりの深い動物とされ「撫で牛」があります。
頭を良くしたい人は頭を、足を良くしたい人は足を撫でるとご利益が授かると言われています。
文具至宝碑
本殿を正面に向いて右手へ逸れると男坂があり、男坂の上がり口に文具至宝碑があります。
古代中国より海を渡って伝播した文房四方(筆、墨、硯、紙)は、読み書きをはじめとする日本の教育に大きな影響を与え、文化や学術向上に寄与してきました。
功績を讃えて「文具至宝碑」が建立されました。
人気の授与品
湯島天満宮で人気の授与品は1ダース700円の学業成就の鉛筆です。
鉛筆の形が六角形ではなく四角形なのは「5を欠く=合格」という縁起担ぎからです。
天神ノ森天満宮
天神ノ森天満宮は大阪市西成区にある神社で、菅原道真を祀っています。
学問の神様である菅原道真を讃えていて「天神ノ森」と呼ばれています。
紹鷗森天満宮や子安石天満宮とも呼ばれています。
京都の北野天満宮から分霊を受けていて、大阪天満宮ではないことが特筆されます。
異空間のような雰囲気を持ち、少し癒される場所として知られています。
天神ノ森天満宮は、阪堺電車 阪堺線 天神ノ森駅の西側すぐの場所にあります。
天神ノ森天満宮 学業成就御守 初穂料500円
※お守りを授与される時に、成就した時のお守りの返却意思を確認されます。
※御朱印は授与されていません。
※境内写真撮影禁止です。
所在地:大阪府大阪市西成区岸里東2 – 3 – 19
電話番号:06 – 6651 – 5330
最寄り駅:阪堺電車 阪堺線 天神ノ森駅
稲荷神社
京都市伏見区深草にある伏見稲荷大社が総本宮です。
建造物
鳥居
朱塗りは社殿や鳥居で広く使われて、稲荷神社を象徴するものになっています。
狐
ほとんどの稲荷神社では社頭などに守護獣として狐形の像が置かれています。
狐形の像は座っていて尻尾が立ち上がって、雌雄一対になっています。
仏壇
仏壇は、信仰の中心となる本尊やご先祖様の位牌を祀り、ご供養を行う場所であり、家庭において本尊やご先祖様を安置する小さな寺とされています。
手を合わせて仏様を敬い、故人やご先祖様を弔うことが目的です。
仏壇の開閉や飾り付けは地域や宗派によって異なりますが、お盆の時期には仏壇の前に精霊棚を設置して飾り付けやお供えを行います。
観音様・観世音菩薩(かんぜおんぼさつ)・観自在菩薩(かんじざいぼさつ)・救世菩薩(くせぼさつ・ぐせぼさつ)
観音像には基本となる聖観音(しょうかんのん)の他、密教の教義により作られた十一面観音、千手観音など変化(へんげ)観音と呼ばれる様々な形の像があります。
仏像としてよく見かける観音様ですが、たくさんの腕があったり、いくつもの頭部があったりと、仏像によって姿形がかなり異なっています。
あらゆる人を救い人々のあらゆる願いを叶える観点から、多面多臂の姿に表されることが多いです。
阿弥陀如来の脇侍としての観音と異なり、独尊として信仰される観音菩薩は現世利益的な信仰が強いと言われています。
聖観音(しょうかんのん)
聖観音・梵名:アーリヤ・アヴァローキテーシュヴァラは六観音の一尊です。
1面2臂の姿で、大慈の観音として六観音の役割では地獄を化益すると言われています。
左手に未開敷の蓮華を胸前に持ち、胸前右手を立てて花びらを開こうとしています。
著名な像として、奈良・薬師寺東院堂の本尊像(奈良時代、国宝)、奈良・不退寺本尊像(重文)、京都・鞍馬寺像(重文)などがあります。
六観音
真言系では聖観音、千手観音、馬頭観音、十一面観音、准胝観音、如意輪観音を六観音と称し、天台系では准胝観音の代わりに不空羂索観音を加えて六観音と称します。
六観音は六道輪廻(ろくどうりんね、あらゆる生命は6種の世界に生まれ変わりを繰り返すとする)の思想に基づき、六観音が六道に迷う衆生を救うという考えから生まれました。
地獄道 – 聖観音、餓鬼道 – 千手観音、畜生道 – 馬頭観音、修羅道 – 十一面観音、人道 – 准胝観音・不空羂索観音、天道 – 如意輪観音という組み合わせになっています。
スリランカにおける八示現
15世紀のスリランカにおけて図像の作成者によって用いられた図像学についてサンスクリット文献は観音菩薩(ナータ)における以下の示現を記述しています。
1.シヴァ・ナータ、2.ブラフマー・ナータ、3.ヴィシュヌ・ナータ、4.ガウリ・ナータ、5.マティエーンドラ・ナータ、6.バドラ・ナータ、7.バウッダ・ナータ、8.ガナ・ナータ
これらは南インドのヒンドゥー教における「アーガマ」の伝統からの輸入です。
土佐秀信著『仏像図彙(ぶつぞうずい)』天明3年(1783年)刊行所載の三十三観音
楊柳(ようりゅう)、龍頭(りゅうず)、持経(じきょう)、円光(えんこう)、遊戯(ゆげ)、白衣(びゃくえ)、蓮臥(れんが)、滝見(たきみ)、施薬(せやく)、魚籃(ぎょらん)、徳王(とくおう)、水月(すいげつ)、一葉(いちよう)、青頚(しょうけい)、威徳(いとく)、延命(えんめい)、衆宝(しゅうほう)、岩戸(いわと)、能静(のうじょう)、阿耨(あのく)、阿摩提(あまだい)、葉衣(ようえ)、瑠璃(るり)、多羅尊(たらそん)、蛤蜊(こうり、はまぐり)、六時(ろくじ)、普悲(ふひ)、馬郎婦(めろうふ)、合掌(がっしょう)、一如(いちにょ)、不二(ふに)、持蓮(じれん)、灑水(しゃすい)
白衣や多羅尊のようにインド起源のもの、中国や日本で独自に発達したものもあり、起源は様々です。
観音様の種類
聖観音、千手観音、馬頭観音、十一面観音、准胝観音、不空羂索観音、如意輪観音、水月観音、白衣観音、興亜観音、救世観音、百済観音、夢違観音、九面観音、楊柳観音
観音様を祀るお寺
栃木県:中禅寺、大谷寺、寺山観音寺
東京都:浅草寺、護国寺、品川寺、塩船観音寺
神奈川県:長谷寺、弘明寺、大船観音寺
福井県:羽賀寺、馬居寺
滋賀県:石山寺、向源寺、櫟野寺
京都府:松尾寺、広隆寺、清水寺、三十三間堂、六波羅蜜寺、大雲寺、観音寺、醍醐寺、大報恩寺、鞍馬寺、鹿苑寺(金閣寺)
大阪府:大聖観音寺、四天王寺、観心寺、葛井寺、道明寺
兵庫県:中山寺、神呪寺、斑鳩寺、須磨寺
奈良県:法隆寺、興福寺、薬師寺、唐招提寺、法華寺、長谷寺、室生寺、東大寺、大安寺、聖林寺、岡寺、不退寺
和歌山県:道成寺、金剛三昧寺、補陀洛山寺
福岡県:観世音寺
浅草寺
東京都台東区浅草2 – 3 – 1
絶対秘仏のご本尊
浅草寺のご本尊は、推古天皇36年(628年)にご示現されたと伝わります。
その後、大化元年(645年)に勝海上人が定めた秘仏の制が掟として守られてきました。
数重に及ぶ厨子に固く錠をかけ、絶対秘仏として取り扱われています。
浅草寺のご本尊は聖観世音菩薩です。
世間の生きとし生けるものの音声を観じ、その苦しみを除かれ、また願いを聴いて安楽を与えてくださる仏様です。
神変自在の働きを主として「観自在菩薩」とも称されまずが、一般的には略して「観音様」と呼ばれます。
観音様は、十一面、千手、如意輪など、いろいろなお姿に変化しますが、聖観音はその基本とされます。
石山寺
滋賀県大津市石山寺1 – 1 – 1
西国三十三所観音霊場第十三番札所
本尊 如意輪観音菩薩
本尊如意輪観音菩薩は、本堂内陣の厨子の中の秘仏として安置されています。
一尺六寸(5.3m)の高さを持つ像で、右手に蓮華の茎を持ち、左手は膝の上に仰向け、硅灰石の上に坐しています。
安産・福徳・縁結びにご利益があると言われています。
音羽山 清水寺
京都府京都市東山区清水1 – 294
慈悲をあらわす、観音様の霊場
清水寺が開創されてから1250年余。
京都・東山連邦の1つ、音羽山の中腹に建つ寺院には、慈悲をあらわす観音様を慕って今も多くの人々が集います。
清水寺の御本尊
清水寺の御本尊は、十一面千手観世音菩薩。
この観音様は、十一の表情と四十二の手で大きな慈悲をあらわし、人々を苦難から救うと言われています。
観音様の別名は「あらゆる方角に顔を向けた者」。
そのお姿を33身に変えて救いの手を差しのべると言われています。
「観音」という言葉
「観音」という言葉には、「私とあなた」という意味があります。
観音様は他人の苦しみや喜びを理解し、世の中を平等な心で観ることが、人間の理想のあり方だと教えてくださいます。
「心で自由自在に世の中を観る仏」と言われる観音様は、私たちが普段区別しがちな主観と客観の両方を、大きな視野で偏りなく観ておられます。
四天王寺
四天王寺は、大阪市天王寺区四天王寺にある寺院です。
本尊は救世観音(ぐぜかんのん)です。
日本仏教の祖とされる聖徳太子建立の寺で既存の仏教の諸宗派にはこだわらない全仏教的な立場から、1946年に和宗の総本山として独立しました。
四天王寺の建物
四天王寺の建物は、1945年の空襲で中心伽藍をはじめ重要な建物のほとんどが焼失し、現在の伽藍は1963年頃までに再建されました。
境内の北側に位置する六時礼賛堂、元三大師堂、本坊西通用問、五智光院、方丈は1615年から1623年に再建されたもので、国の重要文化財に指定されています。
西門は鳥居です。
聖徳太子が四天王寺建立に当たり、境内西方の守護神として600年に今宮戎神社が鎮斎されたと伝えられていることと関係がありそうです。
中心伽藍、宝物館、極楽浄土の庭が有料で、その他のお堂や境内は無料で拝観できます。
拝観所要時間は、中心伽藍と宝物館は約40分、極楽浄土の庭は約20分程度です。
庚申堂は南門から南へ100mの境内の外の場所にあります。
四天王寺の宗派
四天王寺の宗派は和宗です。
聖徳太子が四天王寺ご創建の当初、593年は日本にはまだ宗派という概念がありませんでした。
戦前までは長らく天台宗に属していましたが、建立当初の基本に戻るべく1946年に天台宗から独立し、十七條憲法の第一條「和を以って貴しとなす」の「和」をいただいて1949年から「和宗」となりました。
朱印
朱印はすべての納経所でいただけます。
庚申堂の朱印のみ、庚申堂でいただきます。
お志納300円です。
庚申堂の本尊の青面金剛童子は、当病平癒、無病息災、所願成就の仏として知られています。
風水と相性の良い授与品
八方除守
八方除けとは、家相、地相、方位、日柄などから来るすべての災難を除去する意味です。
八方除守は「八方ふさがり」になるのを防ぐそうです。
お志納1,000円です。
授与所は、萬燈院、布袋堂、庚申堂、西楽舎です。
七難即滅 祓い塩
祓い塩は、風水の持ち塩などにも使えます。
お志納300円です。
授与所は、萬燈院、元三大師堂、六時堂、大黒堂、庚申堂、西楽舎です。
お不動さん・不動尊・不動明王
お不動さんは、人間界と仏界を隔てる天界の火生三昧(かしょうざんまい)という炎の世界に住んでいる仏様です。
お不動さんは恐ろしい表情で人々を見つめているとはいえ、現代ではゲームのキャラクターにも登場し人気を集めています。
お不動さんは、私たちの心の迷い・煩悩を取り除き、全ての人を救うため忿怒のお顔を示されています。
また、ご奉仕をする心の大切さを私たちに教えるため奴僕の姿になっています。
お釈迦様が菩提樹下で悟りを開くための座禅をしながら煩悩を焼き尽くしている姿がお不動さんだと言われています。
アジアの仏教圏の中でも特に日本において根強い信仰を得ていて、造像例も多いです。
「お不動さん」の名で親しまれ、大日大聖不動明王(だいにちだいしょうふどうみょうおう)、無動明王、無動尊、不動尊などとも呼ばれます。
お不動さんの正式な名前は「不動明王(ふどうみょうおう)」と言います。
不動明王は仏教の信仰対象であり、密教特有の尊格である明王の一尊です。
密教の中で最高位に位置する仏様が大日如来であり、不動明王は大日如来の化身だと考えられています。
密教の根本尊である大日如来の化身であると見なされています。
明王にもいろいろな明王がいるのですが、その中心的役割を担っているのが五大明王です。
大日如来、降三世明王、軍茶利明王、大威徳明王、金剛夜叉明王、金剛愛染明王らと共に祀られています。
不動明王はその中でもトップに君臨する存在です。
不動明王は五大明王の中心となる明王でもあります。
お不動さんは真言宗をはじめ、天台宗、禅宗、日蓮宗等の日本仏教の諸派および修験道で幅広く信仰されています。
真言宗では大日如来の脇侍として、天台宗では在家の本尊として置かれることもあります。
不動縁日
お不動様の縁日は毎月28日です。
毎月28日ごとに縁日の出店が出る所も多いです。
火渡りの大祭が催されることもあります。
初不動も例年1月28日に催されます。
起源
不動尊の梵名のアチャラは動かない、ナータは守護者で、揺るぎない守護者を意味します。
教令輪身
仏法に従わない者を恐ろし気な姿で脅し教え諭し、仏法に敵対する事を力ずくでやめさせる、外道に進もうとする者はとらえて内道に戻すなど、積極的な介入を行う姿です。
不動尊は大日如来の教令輪身とされます。
不動尊・無動尊・阿遮羅(あしゃら)の定義
不動尊・無動尊・阿遮羅(あしゃら)は仏 五大明王・八大明王の主尊です。
悪魔を下し、仏道に導きがたいものを畏怖せしめ、煩悩を打ち砕きます。
菩提心の揺るぎないことから不動と言います。
仏や真言行者によく仕えることから、不動使者とも言います。
猛々しい威力を示す怒りの表情を浮かべ、右手に剣、左手に羂索(けんさく)を持ちます。
石の台座に座り、火生三昧に入り、火焔を背負っています。
五色不動・五眼不動・五不動
五色不動(ごしきふどう)は五行思想の5色(白、黒、赤、青、黄)の色にまつわる名称や伝説を持つ不動尊を指し示す総称です。
東京の五色不動は、目白不動、目黒不動、目赤不動、目青不動、目黄不動の5種6か所の不動尊の総称です。
東京のものの他にも、四神や5色に関連する同様の伝説は各所に存在します。
不動尊を祀る主な日本の寺院
宮城県:松島瑞厳寺五大堂
福島県:大正寺
茨城県:真浄寺
千葉県:成田山新勝寺、弘行寺
東京都:瀧泉寺、薬研堀不動院、金剛寺(高幡不動尊)
埼玉県:總願寺(そうがんじ)、狭山山不動寺
神奈川県:大山寺
長野県:米子瀧山不動寺
愛知県:成田山名古屋別院大聖寺
富山県:日石寺
石川県:倶利迦羅不動寺
福井県:圓照寺
滋賀県:延暦寺、石山寺、西明寺
京都府:教王護国寺(東寺)、同聚院(東福寺塔頭)
奈良県:東大寺旧法華堂、新薬師寺、唐招提寺、長谷寺
大阪府:観心寺、築港高野山、瀧谷不動明王寺
和歌山県:高野山霊宝館、高野山南院、金剛峯寺護摩堂
兵庫県:明王寺、神呪寺
岡山県:由加山蓮台寺
鳥取県:不動院岩谷堂
香川県:成田山聖代寺
佐賀県:密厳山誕生院
熊本県:雁回山長寿寺
沖縄県:安国寺
成田山新勝寺
成田山新勝寺の不動明王は、真言宗の開祖、弘法大師空海が自ら一刀三礼の祈りを込めて敬刻開眼された御本尊です。
成田山新勝寺の不動明王は、真言密教の最高仏と位置づけられる大日如来の成り代わったお姿です。
お不動さまは忿怒の表情で、全ての人を救おうとされます。
右手には心のあらゆる迷いを断ち切る利剣を握っています。
左手には物事を正しい方へ導くための羂索という縄を持っています。
お不動さまがお座りになっている磐石という大きな岩は、頑固な御心を表しています。
お不動さまは、あらゆる障害を焼き尽くす火焔を背負っています。
「祈るところ必ず霊験あり」の目標に向かって一心に努力し、成功を祈願される皆さまには、お不動さまは必ずご利益を授けてくださいます。
總願寺(そうがんじ)
不動ヶ岡不動尊とも呼ばれ、成田山新勝寺、金剛寺(高幡不動尊)と並んで関東三大不動の一つに数えられることもあります。
節分会、秋季大祭「柴燈護摩火渡り式」などが行われます。
境内
山門(仁王門)を抜けると、向かって右手に赤門、左手に黒門、観音堂があります。
山門から奥に進むと不動堂に至ります。
不動堂の右手には大日堂(本殿)、客殿があります。
不動堂:屋根は入母屋造りで銅板ふき、お堂の規模は桁行五間、梁間五間です。
大日堂:本尊・不動明王が祀られている本堂です。
所在地
埼玉県加須市不動岡2 – 9 -18
東武伊勢崎線加須駅北口下車徒歩25分(約2㎞)、または朝日バス加須車庫行きバス終点下車。
真言宗総本山 教王護国寺(東寺)
羯磨曼荼羅(かつままんだら)・立体曼荼羅(りったいまんだら)
密教の教えを視覚的に表した曼荼羅を立体化したものが羯磨曼荼羅です。
曼荼羅には胎蔵界(たいぞうかい)曼荼羅と金剛界(こんごうかい)曼荼羅があります。
曼荼羅を抜け出した、如来、菩薩、明王、天部の21尊の仏像が講堂に安置されています。
大日如来を中心に五智如来(ごちにょらい)、如来に対面して右側に金剛波羅蜜多菩薩(こんごうはらみったぼさつ)を中心にした五大菩薩、左側に不動明王を中心とした五大明王、須弥壇の四方には四天王、梵天(く)、帝釈天が警護するよう配されています。
不動明王
不動明王は忿怒(ふんぬ)の形相、右手に宝剣(ほうけん)、左手に羂索(検索)を握り、真っ赤な火焔(かえん)を背負っています。
不動明王の剣は諸刃です。
京都 東寺(とうじ)
京都駅の八条口から徒歩で15分ほどです。(五重塔が目印)
西寺も羅城門も時の流れに消え、現存する平安京の遺構は、唯一、東寺だけになりました。
重要文化財 東大門 鎌倉時代
1486年に起こった文明の土一揆で、金堂、講堂、回廊、南大門などを焼失。
五重塔は1644年に再建。
一年を通じて、金堂、講堂の拝観時間は8:00~17:00で16:30受付終了
宝物館、観智院の拝観時間は9:00~17:00で16:30受付終了
食堂(じきどう)の堂内に納経所(朱印所)があります。
京都 西寺(さいじ)
平安京の右京九条一坊にあった官寺です。
羅城門西側にあり、羅城門を挟んで東寺と対をなしました。
跡地は現在の京都市南区唐橋西寺町
瀧谷不動明王寺
本堂泰安座像不動尊
不動尊の姿は、煩悩にまみれた救い難い者を救うため、また、仏道の妨げになる邪(よこしま)な心を断つため、勇ましい出で立ちをしておられます。
背中に火炎を背負っておられるのは、全身火炎となって衆生の一切の煩悩障難を焼き尽くす、火生三昧(かしょうざんまい)のご精神に住まわれていることを現しています。
不動明王像の両脇には、脇侍(わきじ)として矜羯羅童子(こんがらどうじ)と制咜迦童子(せいたかどうじ)が配され、三尊としてお祀りされることが多くあります。
大阪府富田林市彼方1762
瀧谷不動駅下車徒歩約15分
祖父母
祖父母は親の親にあたる祖父と祖母の総称です。
父方の祖父、父方の祖母、母方の祖父、母方の祖母
養子縁組による、自分の養親の親、自分の親の養親、配偶者の養親の親、配偶者の親の養親なども含まれます。