心

幸せに生きるために人間はみな神性、仏性を心の奥底に持っている

神仏はどこにいると思いますか?

神社?

お寺?

風水では自分の中にいると考えます。

「どうせ私なんか」

卑下するのは自分の中の神仏を否定することになります

幸せに生きるには、物事をありのままに見てその本質を理解する能力 = 知恵が必要です。

神棚や仏壇があると、形は心を生み心は形を作り自分の中の神性、仏性につながれるようになります。

Table of Contents

神社仏閣は「神社やお寺の建物」のことを指します。

「宗教施設」をまとめて呼ぶときに、古くから「神社仏閣」という言葉が使われてきました。

室町時代(14世紀後半)に成立した『太平記』に神社仏閣が使われています。

神社仏閣の歴史

日本の神社仏閣の歴史は、最初は神社(神道)の方からスタートしています。

神道は古墳時代には既に存在し、仏教が日本に伝来したのは飛鳥時代です。

皇室が仏教を許容し、やがて当時の僧侶などの方々が、本地垂迹(ほんじすいじゃく)説を説いたことで、庶民にも仏教が受け入れられるようになったと言われています。

本地垂迹説は「神も仏も本来同じものである」という考え方です。

日本では古くから神道と仏教が両方信仰される「神仏混合・神仏習合」の状態が広まりました。

全国の神社仏閣の数

2022年度宗教統計調査で、全国の神社仏閣の数は157,546軒です(2023年6月29日時点)。

内訳は、神社が80,847軒、寺院が76,699軒となっています。

厄落とし・厄払い・厄除け

厄落としは元々は普段から身に付けているものや大切にしているものを故意に落とすことを意味していましたが、厄年の厄を払う・除けるなどの行事をまとめて呼ぶ時に厄落としが用いられます。

厄払いは、自分の邪気や穢れを払うために神社で祈願祈祷を受けることです。

厄除けは、邪気や災厄を予防するためにお寺で祈願祈祷を受けることです。

初詣

初詣は年(新暦)が明けてから初めて神社や寺院などに参拝する行事です。

一年の感謝を捧げたり、新年の無事と平安を祈願したりします。

縁日

縁日は、神社仏閣で祭神や本尊に縁のある特定の日に祭典や供養が行われます。

縁日は、神仏の降誕、降臨、示現、誓願などの縁(ゆかり)のある日、有縁(うえん)の日です。

縁日には祭祀や供養が行われ、この日に参詣すると普段以上のご利益があると信じられていました。

特に、年の最初(または月の最初)の縁日を初(はつ)○○(初天神、初観音、初不動など。干支を縁日とする場合は初午、初巳など)と称し、年の最後の縁日を納め(おさめ)の○○または終い(しまい)○○と称されています。

境内の外に露天が並び、お参りの人々で賑わいます。

伊勢山皇大神宮の鳥居

神社は日本固有の宗教である神道の信仰に基づく祭祀施設です。

神社の鳥居は神様の住む世界と人間の世界を分ける門です。

参拝の順序

参道は中央を避けて進みます。

鳥居の前で一礼、手水、賽銭箱の前で会釈、二拍手、二礼、賽銭を入れ一礼、合掌して祈願、鳥居を出る際に本殿に向かって一礼

冬の神社参拝はカイロを持参する

神社参拝では手水で手を清めて柏手を打ちます。

冬の神社参拝は、手水で手を清めて柏手を打つまでの間に手がかじかんでしまいます。

カイロを持参しておくと重宝します。

大祓(おおはらえ)

今宮戎神社 夏越大祓式

大祓は日本の神社の年中行事の1つです。

祓は浄化の儀式として宮中や神社で日常的に行われていますが、特に天下万民の罪穢を祓うという意味で大祓と言います。

毎年6月と12月の晦日に行われるものを恒例としますが、天皇即位後の最初の新嘗祭である大嘗祭の前後や、未曾有の疫病の流行、斎宮斎院のト定、災害の襲来などでも臨時に執り行うことがあります。

6世紀の初めに仏教が伝来し、6世紀後半に丁未の乱で仏教推進派の蘇我馬子が神道推進の物部守屋を破り、仏教による国づくりがなされています。

天照大神、大国主命はそれぞれ皇居を出て、吉相の地を探して各地を巡りました。

天照大神は倭姫とともに猿田彦大神の勧めた五十鈴川の川上(今の伊勢神宮)に鎮まりました。

大国主命は奈良から丹波の国を経て日本海沿いを西に、島根県の出雲(出雲大社)に鎮まりました。

国家の権力争いに関係なく、吉相の地で太陽の動き、季節の風水、方位を守り、現代まで連綿と続いています。

伊勢神宮

伊勢神宮の正式名称は「神宮」です。

神宮は、天照大御神(あまてらすおおみかみ)を祀る皇大神宮(こうたいじんぐう)(内宮)と豊受大御神(とようけのおおみかみ)を祀る豊受大神宮(とようけだいじんぐう)(外宮)を正宮(しょうぐう)として、14の別宮と109の摂社、末社、所管社の125社から成り立っています。

20年に1度社殿を建て替え、装束・神宝も新たに造り替える神宮式年遷宮(じんぐうしきねんせんぐう)は、最も重要なお祭りのひとつです。

伊勢神宮祈年祭

伊勢神宮祈年祭は「としごいのまつり」とも言い、天皇陛下が春の耕作始めの時期にあたり五穀豊穣をお祈りされるのに際し、伊勢神宮では天照大御神をはじめとする神々にお食事をお供えする大御饌(おおみけ)の儀が行われ、続いて勅使が天皇陛下の幣帛(へいはく)を奉る奉幣の儀が行われます。

伊勢神宮神嘗祭(かんなめさい)

神嘗祭は宮中祭祀の一つで大祭です。

宮中および神宮で祭祀が行われます。

神嘗祭は、その年に収穫された新穀を最初に天照大御神に捧げて、お恵みに感謝するお祭りです。

10月15日の輿玉神祭(おきたまのかみさい)から始まり、10月16日22:00に皇大神宮で由貴夕大御饌(ゆきのゆうべのおおみけ)、10月17日2:00に由貴朝大御饌(ゆきのあしたのおおみけ)が行われます。

由貴大御饌(ゆきのおおみけ)は清浄で立派な食事です。

海川山野のお供え物を取り揃え、神田で収穫された新米を玄米のまま蒸して土器に盛り、御餅をつき、白酒黒酒(しろきくろき)のお酒を醸してお供えします。

10月17日の夕刻、御祭神を和めるために御神楽が行われます。

伊勢神宮のご祈祷 御饌(みけ)・御神楽(みかぐら)

御饌と御神楽の違い

御饌はお祓い後、神前に神饌(しんせん)をお供えし、祝詞(のりと)の奏上(そうじょう)でお願いごとを神様にお届けします。

御饌に加えて、雅楽の調べとともに雅な舞を奉納するご祈祷が御神楽です。

所要時間は御饌が約15分、御神楽が約25~40分です。

ご祈祷の種類と初穂料

御饌:5,000円以上、大御饌:8,000円以上、別大御饌:10,000円以上

御神楽(倭舞):15,000円以上、大々神楽(倭舞・人長舞):50,000円以上、別大々神楽(倭舞・人長舞・舞楽1曲):100,000円以上、特別大々神楽(倭舞・人長舞・舞楽2曲):500,000円以上

出雲大社

島根県出雲市大社町杵築東195

出雲大社は日本神話に登場する大国主命を祀る神社です。

大国主命は怪我させられたウサギに怪我の治し方を教えた神様です。

境内

北西に鶴山、北に八雲山、北東に亀山のある土地に境内があります。

境内の西に素鷲川、東に吉野川が流れています。

境内の中心に本殿、北に素鷲社、東に釜社、南に拝殿と銅鳥居、西に氏社が配置されています。

氏神様は、日本において、同じ地域に住む人々が共同で祀る神道の神様です。

氏神様は基本的には自宅の近くにあり、最もお参りしやすい神社です。

五龍神結界

五龍神結界

大阪市の金塚・山王・飛田地域には天龍大神、金龍大神、銀龍大神、白龍大明神、黒龍大神の氏神様の五龍神結界があります。

大阪市の金塚・山王・飛田地域は、良水のわく井戸や水脈が多くあり、明治から昭和初期に祀り金塚、山王、飛田の五龍神と呼ばれていました

五龍神結界の碑

五龍神信仰の象徴として五龍神結界の碑が祀られています。

黒龍大神、天龍大神、白龍大明神の3つの祠

氏神様

明治末頃まで大阪市の金塚・山王・飛田地域に大きな池があり、大蛇が住み着いて住民から池の主と崇められ、池の周りに黒龍大神天龍大神、白龍大明神の3つの祠を建て、その信仰のお陰で戦災を逃れました

黒龍大神

氏神様黒龍

黒龍大神の月例祭

毎月18日に月例祭が行なわれ地域の安寧が祈られています。

天龍大神

氏神様天龍

天龍大神の月例祭

毎月18日18:30に月次祭が行なわれています。

天龍大神の春季大祭

4月22日~4月23日に春季大祭が行われています。

白龍大明神

氏神様白龍

天満宮は菅原道真を祭神とする神社です。

天神縁日

毎月25日は「天神さま」の縁日です。

道真の誕生日が6月25日、命日が2月25日です。

終(しま)い天神・納め天神

12月は一年で最後の縁日のため「終い天神」とか「納め天神」と呼ばれ、全国各地の菅原道真を祀る神社では様々な行事が行われます。

菅原道真を神様として天満に祀る由来

道真が亡くなった直後、平安京で雷、大火、疫病などの天変地異が相次ぎ道真左遷に関わったとされる者達が相次いで亡くなったことから、道真の怨霊が雷神となり天に満ちていると考えられました。

天満の名は道真が死後に贈られた神号の「天満(そらみつ)大自在天神」が由来と言われ、道真が優れた学者であったことから学問の神様へ変化していき、多くの受験生が合格祈願に詣でるようになりました。

天神様

天神様は日本における天神(雷神)に対する信仰で、菅原道真を天神様として畏怖・祈願の対象とする神道の信仰のことです。

天神信仰は、学問や正義、農業の神など、人々に親しまれていくようになっていきました。

太宰府(だざいふ)天満宮

福岡県太宰府市宰府(さいふ)にある神社です。

太宰府天満宮拝殿の右手前に飛梅があります。

本殿は五間社流造で屋根は檜皮葺、正面に1間の唐破風造の向拝(こうはい)が設けられています。

左右側面には各1間で唐破風造の車寄を付け、回廊が前方の楼門まで廻らされています。

太宰府天満宮での御神酒は梅酒です。

天神様と梅

道真公の命日にあたる2月25日に「梅花祭」が行われます。

神職は冠に梅の花を挿し、花玉串が供えられます。

巫女は「飛梅の舞」を奏上して、御神霊が慰(なぐさ)められます。

唯一無二の梅花紋

全国の天満宮でも梅の花をモチーフにした太鼓のばちと梅の花を組み合わせた「梅鉢紋(うめばちもん)」ですが、太宰府天満宮は「梅花紋」です。

北野天満宮

境内

千有余年の歴史と伝統を誇る境内神域には、国宝御社殿をはじめ数多くの文化財があり、春の梅苑、秋のもみじ苑など四季折々の京都の美しさが見られます。

祭典・行事

当宮は年間を通じて、菅公ゆかりの神事を古式ゆかしく斎行しています。

また天神信仰発祥の神社として、様々な伝統芸能や時代に則した文化行事を行っています。

大阪天満宮

天神祭(てんじんまつり)

天神祭の期間は6月下旬吉日~7月25日の約1か月間に諸行事が行われます。

7月24日宵宮:宵宮祭(よいみやさい)、鉾流(ほこながし)神事、獅子舞氏地巡行

7月25日本宮:本宮祭、神霊移御、陸渡御(りくとぎょ)、船渡御(ふなとぎょ)、奉納花火

湯島天満宮

東京都文京区にある湯島天神の名でも崇拝を集める湯島天満宮です。

東京メトロ千代田線の湯島駅から徒歩2分程で辿り着くことができます。

撫で牛

菅原道真は生まれも没年も丑年で、牛がゆかりの深い動物とされ「撫で牛」があります。

頭を良くしたい人は頭を、足を良くしたい人は足を撫でるとご利益が授かると言われています。

文具至宝碑

本殿を正面に向いて右手へ逸れると男坂があり、男坂の上がり口に文具至宝碑があります。

古代中国より海を渡って伝播した文房四方(筆、墨、硯、紙)は、読み書きをはじめとする日本の教育に大きな影響を与え、文化や学術向上に寄与してきました。

功績を讃えて「文具至宝碑」が建立されました。

人気の授与品

湯島天満宮で人気の授与品は1ダース700円の学業成就の鉛筆です。

鉛筆の形が六角形ではなく四角形なのは「5を欠く=合格」という縁起担ぎからです。

天神ノ森天満宮

所在地:大阪府大阪市西成区岸里東2 – 3 – 19

祭神:菅原道真

東京都:亀戸(かめいど)天神社

神奈川県:久里浜天神社

奈良県:高田天神社

大阪府:桑津天神社

兵庫県:休天神社

亀戸(かめいど)天神社

東京都江東区亀戸3-6-1

祭神

天満大神:菅原道真、天菩日命:菅原家の祖神

境内

社殿、紅梅殿、神牛殿、舞殿、楼門、回廊、心字池、太鼓橋

境内社

御嶽(みたけ)神社、花園社、弁天社

主な神事

うそ替え神事、夏越祓、大祓

主な祭事

紅梅殿例祭、神忌祭、藤花祭、花園社例祭、弁天社例祭、納め天神祭

久里浜天神社

神奈川県横須賀市久里浜5-19-3

祭神:菅原道真

創建:1660年(万治3年)

祭事

初天神、梅花祭、御誕辰祭、正五九祭、合祀社(八雲神社、大鳥神社)由来の祭(お天王祭、酉の市祈請祭)など

高田天神社

奈良県大和高田市三和町2-15

主祭神:高皇産霊神、神皇産霊神、津速産霊神

境内

現存する本殿の最古の棟札は1222年(貞応元年)のものです。

境内社

天神社:本社、恵比須社:えびす、當麻社:高田城城主であった当麻参河守藤原為政、弁天社:市杵島姫命、稲荷社:倉稲魂命・猿田彦神・大宮比売神、明神社:天照皇大神、天満宮:菅原道真

催し物・祭り

1月10日:天神社初えびす、4月17日:おんだ祭、7月21日:天神社夏祭り、10月:天神社秋祭り、天神社お渡り

桑津天神社

大阪府大阪市東住吉区桑津3-4-17

境内の祭神

拝殿:少彦名命

八王子社:須佐之男命

八幡宮:応神天皇、髪長姫

稲荷社:菊姫大神

休天神社

兵庫県明石市大蔵天神町2-7

祭神:菅原道真

創建:903年(延喜3年)

境内

境内には本堂と菅原道真が腰を掛けて休んだと伝えられる「腰掛石」があります。

京都市伏見区深草にある伏見稲荷大社が総本宮です。

鳥居

朱塗りは社殿や鳥居で広く使われて、稲荷神社を象徴するものになっています。

ほとんどの稲荷神社では社頭などに守護獣として狐形の像が置かれています。

狐形の像は座っていて尻尾が立ち上がって、雌雄一対になっています。

初午(はつうま)

初午は稲荷社の祭りの日です。

初午は2月の最初の午の日です。

稲荷社の本社である伏見稲荷神社のご祭神・宇迦御霊神が伊奈利山へ降りた日が初午です。

初午はその年の豊作祈願が原型で稲荷信仰が結びついたものです。

「初午いなり」といい、稲荷寿司を供える風習もあります。

京都市上京区晴明町806(堀川通一条上ル)

祭神:安倍晴明公(920~1005年)

安倍晴明公は孝元帝(こうげんてい)の皇子・大彦命(おおびこのみこと)の御後胤で、幼い頃から非常に多くの道に秀でておられました。

天文陰陽博士として、天体を移り行く星や雲の動きを観察し、宮殿の宮殿の異変や遠方での吉凶を言い当てたと言われています。

朱雀帝から村上、冷泉、円融、花山、一条の6代の天皇の側近として仕えられ、数々の功績をたてられたと伝えられています。

神奈川県鎌倉市佐助2 – 25 – 16

祭神

本宮:市杵島姫命

奥宮(本宮の横の洞窟):宇賀神(弁財天)

社殿・境内

宇賀福神社の入り口は岸壁に大きな口が開いた洞窟です。

洞窟を抜けると鳥居群、本宮、奥宮があります。

上之水神社、下之水神社、七福神社の3社の境内社があります。

祭事・年中行事

縁日:巳日

例大祭:4月初巳日、9月白露巳日

銭洗弁財天:1月初巳日

参拝方法

社務所で線香とロウソクを購入して、その際に銭洗用のザルを一緒に借ります

本宮を参拝し、脇の燭台にロウソクを献灯して線香をつけます。

本宮にお参りをしてから、奥宮に入りザルでお金を洗います。

湧き出る清水は銭洗水(ぜにあらいみず)と呼ばれています。

ザルに硬貨や紙幣を入れて柄杓(ひしゃく)で銭洗水をかけて清めます

神社参拝時に祈願書を持参する

祈願書は、叶えたいこと、達成したいことなどを紙に書いたものです。

祈願書は神社におさめるためのものではありませんが、祈願は自身の決意表明です。

祈願書を書くことで夢が現実味を帯びます。

祈願書に書く内容

祈願書

いつも御神助、ご加護をいただきありがとうございます。(感謝の気持ち

夢を箇条書きにします。

以上、全力を尽くして頑張りますので、よろしくお願い申し上げます。(決意表明

以上、祈願いたします。

祈願書の作成時期

毎年11月24日までに作成し、初詣よりも一足早く神様にお願いします。

祈願書の更新

1年以上経った祈願書は、処分の必要はなく、ずっと保管しておいて構いません。

年度が変わったり、祈願内容を変更したりで、前の祈願書を処分したい場合は、願いが叶ってから、または願いほどきをしてから処分します。

日本各地のお寺は、寺院近在を中心とした檀家と呼ばれる信者を抱え、墓地を保有・管理しているもの(檀那寺)が多いです。

寺院の各施設

寺院は7施設を基本要素として七堂伽藍と呼ばれます。

  • 山門(さんもん)
  • 本堂・仏殿(ほんどう・ぶつでん):本尊を祀る施設
  • 法堂・講堂(はっとう・こうどう):説法・法話を行なう施設
  • 僧堂:僧侶が起居・修行を行う施設
  • 庫裏・庫裡・庫院(くり・くいん):厨房施設
  • 東司(とうす):お手洗い施設
  • 浴室

参拝の順序

山門に入る前に合掌一礼、手水、賽銭を入れ合掌一礼後に焼香、山門を出る際に本堂に向かって合掌一礼

春と秋のお彼岸のお墓参り

お墓参り(供養)は、仏教において五供(ごく)をお供えして合掌することが供養の基本となっています。

五供とは、香、花、灯燭、浄水、飲食のことを指します。

お墓参りの正しい作法4ステップ

  1. お墓に着いたら、まずお墓の掃除をします。
  2. お墓に水鉢(水を入れられるくぼみ)がある場合は、綺麗な水をお供えし、持参したお花やお供え物は墓前にお供えします。
  3. ライターで線香に火をつけて、香炉皿にお供えします。
  4. 後片付けをします。

観音像には基本となる聖観音(しょうかんのん)の他、密教の教義により作られた十一面観音、千手観音など変化(へんげ)観音と呼ばれる様々な形の像があります。

仏像としてよく見かける観音様ですが、たくさんの腕があったり、いくつもの頭部があったりと、仏像によって姿形がかなり異なっています。

あらゆる人を救い人々のあらゆる願いを叶える観点から、多面多臂の姿に表されることが多いです。

観音様の種類

聖観音、千手観音、十一面観音、十一面千手観音、千手千眼十一面観音、馬頭観音、准胝観音、不空羂索観音、如意輪観音、水月観音、白衣観音、興亜観音、救世観音、百済観音、夢違観音、九面観音、楊柳観音

観音様を祀るお寺

栃木県:中禅寺、大谷寺、寺山観音寺

東京都:護国寺、品川寺、塩船観音寺

神奈川県:長谷寺、弘明寺、大船観音寺

福井県:羽賀寺、馬居寺

滋賀県:石山寺、向源寺、櫟野寺

京都府:松尾寺、広隆寺、清水寺、三十三間堂、六波羅蜜寺、大雲寺、観音寺、醍醐寺、大報恩寺、鞍馬寺、鹿苑寺(金閣寺)

奈良県:法隆寺夢殿、法起寺、興福寺、薬師寺、唐招提寺、法華寺、長谷寺、室生寺、東大寺、大安寺、音羽山観音寺、岡寺、不退寺

和歌山県:道成寺、金剛三昧寺、補陀洛山寺

大阪府:大聖観音寺、観心寺、葛井寺、道明寺

兵庫県:中山寺、神呪寺、斑鳩寺、須磨寺

福岡県:観世音寺

東京都文京区大塚5-40-1

江戸三十三観音第十三番

本尊 如意輪観音菩薩像

6本の手によって、地獄、餓鬼、畜生、修羅、人、天の6つの世界をそれぞれ救うことを表しています。

1つの右手には、意のままに様々な願いをかなえる宝の珠である如意宝珠を持ちます。

1つの左手には、車輪が回り続けるように輪宝を持ちます。

右膝を立てて左の足の上に乗せ、1つの右手を頬に当て首を傾けて思惟相をされています。

滋賀県大津市石山寺1 – 1 – 1

西国三十三所観音霊場第十三番札所

本尊 如意輪観音菩薩

一尺六寸(5.3m)の高さを持つ像で、右手に蓮華の茎を持ち、左手は膝の上に仰向け、硅灰石の上に坐しています。

京都府京都市東山区清水1 – 294

本尊 十一面千手観音像

この観音様は、十一の表情と四十二の手で大きな慈悲をあらわし、人々を苦難から救うと言われています。

八角円堂の夢殿は法隆寺東院の本堂です。

奈良県生駒郡斑鳩町法隆寺山内1-1

救世観音像

楠の一木造り漆箔が施された仏像です。

奈良県生駒郡斑鳩町大字岡本1873

十一面観音菩薩像

頭・体の幹部は杉一材から掘り出された立木仏です。

奈良県桜井市南音羽832

本尊 千手千眼十一面観音像

高さ7尺2寸の観音像です。

千の手と眼を持ち、妙なる智の力で多くの人々を仏縁で結ぶご利益のある観音様です。

奈良県高市郡明日香村岡806

西国三十三所観音霊場第七番札所

重要文化財 塑造 如意輪観音座像

本堂には如意輪観音座像が本尊として祀られています。

本尊の高さは4.85m、二臂(二本の手)で、右手は施無畏、左手は与願の印を結んで、結跏跌坐をする姿をしています。

お不動さんは、人間界と仏界を隔てる天界の火生三昧(かしょうざんまい)という炎の世界に住んでいる仏様です。

猛々しい威力を示す怒りの表情を浮かべ、右手に剣、左手に羂索(けんさく)を持ちます。

石の台座に座り、火生三昧に入り、火焔を背負っています。

不動縁日

お不動様の縁日は毎月28日です。

初不動

狸谷山不動院:江戸時代、木食(もくじき)上人が境内の滝の水を青竹に注いで病人に飲ませたところ、病気が回復したという故事があり、年の最初の縁日「初不動」では、輪切りの青竹を杯にした笹酒の接待が行われます。

瀧谷不動明王寺:本堂で終日、開扉大護摩供が行われます。

納め不動

12月28日は一年で最後のお不動さんの縁日で納め不動と呼ばれます。

お札やお守の焚き上げが執り行われ、新たな気分で新年を迎える準備をします。

不動尊を祀る主な日本の寺院

宮城県:松島瑞厳寺五大堂

福島県:大正寺

茨城県:真浄寺

千葉県:成田山新勝寺、弘行寺

埼玉県:狭山山不動寺

東京都:瀧泉寺、薬研堀不動院、金剛寺(高幡不動尊)

神奈川県:大山寺

長野県:米子瀧山不動寺

愛知県:成田山名古屋別院大聖寺

富山県:日石寺

石川県:倶利迦羅不動寺

福井県:圓照寺

滋賀県:延暦寺、石山寺、西明寺

京都府:狸谷山不動院、教王護国寺(東寺)、同聚院(東福寺塔頭)

奈良県:東大寺旧法華堂、新薬師寺、唐招提寺、長谷寺

大阪府:瀧谷不動明王寺、観心寺、築港高野山、成田山大阪別院明王院

和歌山県:高野山霊宝館、高野山南院、金剛峯寺護摩堂

兵庫県:明王寺、神呪寺

岡山県:由加山蓮台寺

鳥取県:不動院岩谷堂

香川県:成田山聖代寺

佐賀県:誕生院

熊本県:雁回山長寿寺

沖縄県:安国寺

千葉県成田市成田1

成田山新勝寺の不動尊像

右手には心のあらゆる迷いを断ち切る利剣を握っています。

左手には物事を正しい方へ導くための羂索という縄を持っています。

お不動さまがお座りになっている磐石という大きな岩は、頑固な御心を表しています。

あらゆる障害を焼き尽くす火焔を背負っています。

神奈川県伊勢原市大山724

鉄造不動大像

像高:97.9㎝

総高:287㎝

重量:約480㎏

本堂に鎮座する鉄造不動大像の迫力ある威圧感と重量感には眼を見張るものがあります。

京都府京都市南区九条町1

教王護国寺(東寺)の不動明王像

不動明王は忿怒(ふんぬ)の形相、右手に宝剣(ほうけん)、左手に羂索(検索)を握り、真っ赤な火焔(かえん)を背負っています。

不動明王の剣は諸刃です。

大阪府富田林市彼方1762

泰安座像不動尊像

不動明王像の両脇には、脇侍(わきじ)として矜羯羅童子(こんがらどうじ)と制咜迦童子(せいたかどうじ)が配され、三尊として祀られます。

佐賀県鹿島市大字納富分2011

本尊錐鑽(きりもみ)身代不動明王像

身代りとなり難を御利益に導く木像です。

三十六童子像

36体の不動尊の使者像です。